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中村憲剛が「ゾクゾクした」久保建英のプレーとは? トルコ戦で見えた“森保ジャパンの最新序列”「毎熊晟矢も好印象」「南野拓実の招集は…」
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中村憲剛+戸塚啓Kengo Nakamura + Kei Totsuka
photograph byGetty Images
posted2023/09/20 11:09
![中村憲剛が「ゾクゾクした」久保建英のプレーとは? トルコ戦で見えた“森保ジャパンの最新序列”「毎熊晟矢も好印象」「南野拓実の招集は…」<Number Web> photograph by Getty Images](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/a/0/700/img_a0c67f5da7a70f6cc96f9d75fc903877346724.jpg)
トルコ戦で別格のプレーを披露した久保建英。代表ウィーク後のレアル・マドリー戦も圧巻のパフォーマンスだった
身体能力で勝負できるタイプとしては、今夏にヨーロッパのクラブへ移籍した町野修斗、小川航基らも、クラブでの活躍次第で候補に上がってくるかもしれません。さらには、パリ五輪世代の細谷真大らも。
今回選ばれなかった選手で、今後競争に加わってくる選手としては、旗手怜央があげられるでしょう。6月シリーズでは2試合連続で先発し、可能性を示しました。
“モナコで大活躍中”南野拓実の招集はあるのか
では、モナコで好調の南野拓実は?
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4-2-3-1ならトップ下で起用することになるのでしょうが、鎌田や久保とはプレースタイルが少し違います。南野は1トップの後方で衛星的にプレーするシャドーストライカーのタイプです。それに対して鎌田と久保は、セカンドストライカーでありながらインサイドハーフにもなり、ゲームを作ることができます。相手を見ながらボールが来なければ下りていき、ピックアップして前進を手伝って、最終的にここぞというところへ入っていける。久保のポジションについて、「右サイドよりトップ下のほうがメリットは多い」と前述した理由でもあります。
トップ下に様々なタイプがいれば、相手は守備の選択肢を多く持たなければならなくなる。個人的には、それは良いことだと思います。しかし、二次政権になってから招集されてないことを考えると、チームのコンセプトをベースにメンバー選考が進んでいる一面があるのかもしれません。とはいえ、現在の南野は絶好調ですし、経験もある。今後招集されることは十分に考えられます。
世代交代が急がれる編成ではない
10月の活動では経験値を上げる意味で、パリ五輪世代が招集されるかも、との報道もあるようです。ただ、現在のチームは世代交代が急がれる編成ではないように思えます。最年長は32歳の谷口彰悟で、31歳のシュミット・ダニエル、30歳の遠藤航と伊東純也が続きます。世代交代の大きな波が押し寄せるとは考えにくいです。
言い方を変えれば、W杯まで約3年の現段階で、すでにチームが固まっているということになります。停滞感を懸念する声が聞こえてきそうですが、選手たちは自分たちを戒めながらやっている。次はベスト8じゃない、優勝だ、という声も上がっています。視座が高いぶん、立ち止まらずに前へ進んでいけるでしょう。