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《大谷翔平30歳》栗山英樹「マンガのような選手を」20歳時から輝いた超才能…「これまでの日本人にないものが」長嶋茂雄の予言とは
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photograph byHideki Sugiyama
posted2024/07/05 18:05
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2014年の大谷翔平。19〜20歳時、二刀流に挑戦する彼の姿を先達たちはどうとらえていたのか
「あの動きを見ると、やっぱりメジャーのピッチャーだなと思うよ。(球速が)160kmを超えて話題になっているけど、164から165kmは出ると思う。メジャーに行ったってエース、ローテーションの柱になれるピッチャーだよ」
大谷は2016年のCSファイナルステージ第5戦で登板した際、当時の日本最速記録となる165kmを記録した。
そして海を渡って以降、エンゼルス時代には21年に9勝2敗156奪三振で防御率3.18、22年に15勝9敗219奪三振で防御率2.33、23年に10勝5敗167奪三振で防御率3.14とエース格としての働きを3年連続で見せた。つまり、長嶋の“予言”がピタリと当たったことになる。
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なお長嶋は当初こそ“投手・大谷推し”だったが、アメリカに渡ってから見せている圧倒的な打棒ぶりに快哉を叫んでいるのは、各メディアが伝える通りだ。
2年連続HR王に三冠王、そして投手復帰となれば…
2024年、大谷は前年に右ひじ手術を実施したため、打者専念のシーズンになっているのは周知の通りだ。それでも6月に見せた打棒が続けば、自身2年連続のホームラン王、そしてナ・リーグ87年ぶりとなる三冠王誕生も現実味を帯びてくるかもしれない。
さらに来年以降、長嶋が20歳の大谷に対して期待を寄せた投手としても……30代に入って、一段階引きあがったスーパープレーヤーになる余地があるのか。「大谷翔平世代」とも評しても何らおかしくない、1994年度生まれのトップランナーからやはり目が離せない。
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