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大谷翔平「48本塁打120打点32盗塁 打率.320 OPS1.033」ペースより“スゴい事実”ドジャース1年目と昨季エンゼルス各種記録を並べると…

posted2024/06/28 17:03

 
大谷翔平「48本塁打120打点32盗塁 打率.320 OPS1.033」ペースより“スゴい事実”ドジャース1年目と昨季エンゼルス各種記録を並べると…<Number Web> photograph by Icon Sportswire/Getty Images

ホワイトソックス戦で2試合連続の先頭打者ホームラン。打者として、大谷翔平に不可能なことはもうないのか

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広尾晃

広尾晃Kou Hiroo

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 ドジャースでの1年目を折り返した大谷翔平。エンゼルス最終年と比較してわかる、30歳直前での新次元への突入とは。

 6月24日、大谷翔平がナ・リーグの前週の週間MVPに選ばれた。大谷の週間MVPはこれが9回目である。

大谷の「9度目の週間MVP」スゴさがわかる比較

〈大谷の週間MVP〉
・アメリカンリーグ7回
 2018年:2回(4月2~8日、9月3~9日)
 2021年:2回(6月14~20日、6月28~7月4日)
 2023年:3回(6月12~18日、6月26~7月1日、7月24~30日)
・ナショナルリーグ2回
 2024年:2回(4月29~5月5日、6月17~23日)


 計9回のうち、6月が絡む週が5回。6月に強い大谷ならではだ。

〈日本人の週間MVP獲得回数〉
 大谷翔平:9回(2018年2回、20年2回、23年3回、24年2回)
 イチロー:5回(2004年、06年、10年、12年、16年各1回)
 野茂英雄:4回(1995年1回、96年2回、2001年1回)
 松井秀喜:4回(2003年、04年、05年、11年各1回)
 佐々木主浩:1回(2001年)
 松坂大輔:1回(2007年)
 岩隈久志:1回(2015年)
 鈴木誠也:1回(2022年)
 ダルビッシュ有:1回(2022年)
 吉田正尚:1回(2023年)

 イチロー、野茂、松井の複数回も十分偉業なのだが――大谷の活躍が、他の日本人選手とはかけ離れた次元になりつつあることがわかる。なお何かと比較されるヤンキースのアーロン・ジャッジは通算11回受賞している。

 そんな大谷について、様々な数字から検証してみよう。

オオタニ効果でドジャースの観客も増加

 大谷が今季から移籍したロサンゼルス・ドジャースは、MLBでは最も観客動員が多い球団である。大谷の入団で、平均観客数はどうなったか? ※数字は6月25日時点

 2023年:4万7371人(1位)→2024年:4万7523人(1位)

 若干減っていることになる。しかしこれはキャパが1万7000人弱の韓国、高尺スカイドームでのパドレスとの開幕シリーズ2試合が含まれているため。それを除くと、4万9142人となり、観客動員自体は伸びている。

 ちなみに、MLBでこれに次ぐのがニューヨーク・ヤンキースの4万873人だが、NPBの阪神タイガースは4万1719人。阪神は世界で2番目にお客を動員しているプロ野球チームということになる。

【次ページ】 オオタニが去ったエンゼルスの観客動員はどうなった?

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