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東京五輪代表の三笘薫が急浮上! 森保ジャパンの“当落線上にいる選手”は…?「カタールW杯の23人」を予想してみた
posted2022/03/29 11:05
text by
佐藤俊Shun Sato
photograph by
Getty Images
カタールW杯最終予選、日本はオーストラリアに敵地で2-0で勝利、ベトナム戦を残して1998年のフランスW杯から7大会連続での本大会出場を決めた。コロナ禍の中での最終予選は、スケジュールの変更、入場者制限、感染症予防対策の徹底などで、従来とはまるで異なる環境での戦いになった。無事に予選突破した後、森保一監督や吉田麻也を始め、多くの選手が「ホッとした」と笑顔を見せたが、ファンや多くの人が同様に安堵したはずだ。
だが、本当の戦いはここから始まる。W杯メンバー23名枠に入る競争がスタートするからだ。ただ、全員が横一線というわけではない。
豪戦のメンバーが「W杯23人」のベースになる
最終予選での貢献度、そして森保監督がチームの軸として起用し続けている選手は、当然のことながらプライオリティが高くなる。とりわけポイントになるのが、重要な試合での起用だ。どんな指揮官も絶対に落とせない大一番には、最も信頼している選手を試合に送り出す。ホームでのサウジアラビア戦、今回のオーストラリア戦がその試合に当たるが、このスタメンを見れば、森保監督の考える序列は容易に見て取れる。
過去のW杯最終予選での例を見ても重要なゲームに出場した選手は、その多くがW杯のメンバー入りを果たしている。前回のロシアW杯は、直前に監督が交代したが、ロシア行きを決めたオーストラリア戦スタメン選手で落選したのは浅野拓磨と井手口陽介の2名のみ。この時に招集された23名の内、本大会に出場した選手は18名だった。また、ブラジルW杯の時も予選突破を決めたオーストラリア戦のスタメン選手のうち、落選したのは前田遼一のみで、23名中16名が本大会に出場している。故障などでやむなく入れ替えることもあるだろうが、今回のオーストラリア戦でケガや体調不良で外れる前に発表された23名がW杯のメンバーのベースになるだろう。
「GKが3・DF8・MF5・FW7」当落線上の選手とは?
では、カタールW杯に向けて誰がメンバー入りを果たすのか。