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サッカー五輪代表“パリの18人”に入る選手を大胆予想「“ほぼ当確”は関根大輝、藤田譲瑠チマと…」「久保建英は何としても招集したい」 

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戸塚啓

戸塚啓Kei Totsuka

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photograph byKiichi Matsumoto

posted2024/05/10 17:28

サッカー五輪代表“パリの18人”に入る選手を大胆予想「“ほぼ当確”は関根大輝、藤田譲瑠チマと…」「久保建英は何としても招集したい」<Number Web> photograph by Kiichi Matsumoto

21年の東京五輪に“飛び級出場”し、いまや日本代表に欠かせない存在となった久保建英(22歳)。パリ五輪出場には所属クラブの了承が必要となる

何としても招集したい久保建英

 前線も4-3-3で想定すると、右ウイングは山田楓喜(東京ヴェルディ)が、左ウイングでは平河悠(FC町田ゼルビア)と佐藤恵允(ブレーメン)が、最終予選で好印象を残した。とはいえベストメンバーを組むのならば、右ウイングには久保建英(レアル・ソシエダ)を何としても招集したい。

 もっとも、右ウイングなら三戸舜介(スパルタ)、左ウイングなら斉藤光毅(スパルタ)がいる。左ウイングを中心に攻撃的ポジションをカバーする佐野航大(NEC)も、所属クラブでのパフォーマンスを見ればテストしたい選手だ。誰をピックアップするとしても、両ウイングで3人だ。

CFの本命は細谷真大と藤尾翔太だが…

 ここまでで16人である。CFは2人しか選べない。

 今回と同じ18人でチームが構成された12年は大津祐樹、永井謙佑、杉本健勇、16年は興梠慎三、浅野拓磨、鈴木武蔵の3人が選出された。同じように3人を選ぶなら、どこかのポジションで選手を1人削らないといけない。藤田、松木、荒木、鈴木唯人、それに守田を選んだ中盤から1人削るのが現実的だ。

 最後の1人をどのポジションに充てるのかは、ギリギリまで判断を待っていい。CFでの選出が予想される細谷真大(柏レイソル)と藤尾翔太(FC町田ゼルビア)がJリーグで揃って結果を残していけば、CFはこの2人でいいだろう。

 逆に彼らがゴールから遠ざかってしまうと、オーバーエイジの選手やアジア最終予選に出場していない選手がクローズアップされてくる。これまで招集されてきた小田裕太郎(ハーツ)や福田師王(ボルシアMG)、J1で4得点をあげている染野唯月(東京ヴェルディ)、さらには後藤啓介らも候補に加えたい。今冬にジュビロ磐田からベルギー1部のアンデルレヒトへ期限付き移籍した後藤は、セカンドチームでここまで6ゴールを記録している。191センチの高さは、攻撃のオプションとして魅力的だ。

 プランBはもちろんプランC、Dまで想定しながら、柔軟なメンバー編成を可能にする。U-23世代の伸びしろに期待しつつ、招集する側の大岩剛監督とスタッフのマネジメントが問われていく。

<パリ五輪「OA予想」編から続く>

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