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サッカー日本代表PRESSBACK NUMBER
サッカー五輪代表“パリの18人”に入る選手を大胆予想「“ほぼ当確”は関根大輝、藤田譲瑠チマと…」「久保建英は何としても招集したい」
posted2024/05/10 17:28
text by
戸塚啓Kei Totsuka
photograph by
Kiichi Matsumoto
CB争いをリードするのは19歳の高井幸大か
ここから先が、もっとも険しい。
パリ五輪の代表入りを巡る競争だ。
五輪の登録メンバーは18人だ。カタールW杯よりも8人少ない。3つのオーバーエイジ枠を使うと、U-23世代から招集されるのはわずか15人となる。
GK2人を除けば、フィールドプレーヤーは13人だ。アジア最終予選から、実に7人減(!)である。しかも、同予選にはヨーロッパのクラブに所属する複数の選手が招集されていなかった。メンバー入りを巡るサバイバルは、苛烈と言うしかない。
GKはともに海外でプレーする鈴木彩艶(シント・トロイデン)、小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)でいいだろう。海外でプレーする選手の招集はクラブの合意が必須だが、鈴木は1月のアジアカップに、小久保は今回のアジア最終予選に出場している。どちらもFIFAのインターナショナルウィーク外の大会であり、パリ五輪についてもクラブの理解は得られそうだ。
DFはCBとサイドバックを3人ずつ選ぶ。全体のバランスを考えると、最終ラインは6人が適正なのだ。
CBは板倉滉をオーバーエイジで選出する。U-23世代からは最終予選5試合に先発した19歳の高井幸大を、そのスケールと将来性も加味してピックアップする。彼ら2人が先発候補だ。
もう1人のCBは、最終予選に招集された西尾隆矢(セレッソ大阪)、木村誠二(サガン鳥栖)、鈴木海音(ジュビロ磐田)の3人から選ぶ。所属クラブでしっかりとしたパフォーマンスを見せた選手が、パリ行きへ近づくことになる。それについては、高井も例外ではない。