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清宮海斗の“顔面蹴撃”にオカダ・カズチカがブチ切れて…乱入、ボイコットを経たノア対新日本の“遺恨試合”はどんな結末を迎えるのか
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原悦生Essei Hara
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posted2023/02/18 17:23
![清宮海斗の“顔面蹴撃”にオカダ・カズチカがブチ切れて…乱入、ボイコットを経たノア対新日本の“遺恨試合”はどんな結末を迎えるのか<Number Web> photograph by Essei Hara](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/9/4/700/img_948569e815cd6caaa8141d78a61a4004394918.jpg)
1月21日、横浜アリーナでオカダ・カズチカの顔面に飛び蹴りを入れる清宮海斗。2月21日の東京ドームでのシングルマッチに注目が集まる
46歳の棚橋が狙うは「逆レインメーカーショック」
鷹木を倒して防衛に成功したオカダはマイクをとると、11年前の2012年2月12日、「レインメーカーショック」と呼ばれた出来事を話し始めた。当時、オカダはIWGP王座11連続防衛とVロードを歩んでいた35歳の棚橋を倒し、24歳でIWGP王座初戴冠を果たした。
オカダが次の挑戦者として指名したのは、放送席にいた棚橋だった。
棚橋は年頭からIWGPを視野に入れる発言をしてきた。
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「レインメーカーショック。じゃあ、今度はオレがショックを起こしてやるよ。オカダ君、お疲れさまでした」
棚橋の言うように「逆レインメーカーショック」が起こるかもしれない。するとオカダがこんなことを言った。
「ボクもあのレインメーカーショックの時の棚橋さんと同い年になりましたし、余裕があって戦っているわけじゃないですから。今回、ボクが棚橋さんだと思わなかったら、棚橋さんにチャンスは来てなかった。本当にこれは最後だと思ってやってほしい。
もしかしたら、最近ファンになった人からしたら面白くない戦いかもしれないですけど、ボクと棚橋さんの11年の歴史っていうのを感じてもらって、また過去のものを見てみたいなと思ってもらってもいいですし、『棚橋さん、いけるじゃん』って思ってもらってもいい。アメリカが、世界がびっくりするような試合を、棚橋さんとお届けしたい」
オカダは続けた。
「いろんなプロレスがあって、『これが新日本プロレスだ』っていう戦いがあるかもしれないけど、ボクの中では新日本プロレスの戦いっていうのは棚橋さんとの戦いなので、それをやっぱりアメリカでも見せたい。G1の開幕戦でやったりとかしましたけども、ベルトを賭けて戦ってないですから」
試合は2月18日(現地時間)、アメリカのサンノゼ大会で行われる。アメリカでこのカードが行われるのは2019年7月、ダラス大会での『G1 CLIMAX』開幕戦以来だ。
今回のサンノゼ大会ではオカダvs.棚橋のIWGP王座戦だけでなく、王者KAIRIと挑戦者メルセデス・モネ(サーシャ・バンクス)によるIWGP女子王座戦も行われる。十分にWWEを意識したカードだけに、世界の目がどちらに、どれだけ集まるかも気になるところだ。
記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。
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