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甲子園の風BACK NUMBER
“コナンくん”が早稲田大“センバツ入試”に合格…春・夏甲子園出場3年生の進路先は？「仙台育英ベンチ外右腕は中央大、記録員は駒澤大へ」＜一覧リスト付＞
text by
内田勝治Katsuharu Uchida
photograph byKYODO
posted2023/02/16 11:04
昨春4強の浦和学院の宮城誇南は早稲田大のアスリート選抜入試に合格。沖縄生まれを誇りに思ってほしい、そして母が名探偵コナン好きという思いが込められた名前だ
甲子園ではベンチ外だったが、最速143キロ右腕の鈴木晶太はその潜在能力を買われ東都大学リーグの中央大へ、記録員として優勝を支えた田沢優斗も同リーグの駒澤大学へ進学し、マネジャーとしてチームを支える。2021年センバツで1試合に登板した右腕の渋谷翔、外野手の根岸慶は日体大へ進む。
夏4強の聖光学院（福島）はエースの佐山未來が立教大に進み、前出・仙台育英の斎藤とチームの屋台骨を支える。また、U18日本代表コンビの外野手・安田淳平、主将としてチームを引っ張った内野手の赤堀颯はそれぞれ中大、国学院大に進学。戦国東都の覇を競う。
夏の準優勝・下関国際の背番号6は駒澤大へ
夏準優勝の下関国際（山口）は内野手の仲井慎が駒澤大へ。準々決勝の大阪桐蔭戦では2番手で登板し、最速147キロの直球を軸に3回1／3を無失点に抑える力投。その後の逆転勝利を呼んだ。大学でも二刀流に期待だ。また、捕手として仲井とエース左腕の古賀康誠（楽天育成2位）を支えた橋爪成は社会人の三菱自動車岡崎へ、4番の賀谷勇斗は首都大学野球リーグの城西大へ進むことが決まった。
今秋ドラフト上位候補のスラッガー・佐々木麟太郎とともにチームの主軸を担った花巻東（岩手）の高校通算52発捕手・田代旭と内野手の宮沢圭汰は首都大学リーグの筑波大で切磋琢磨する。また、内野手の小原大和は兄2人と同じく慶應義塾大に合格。俊足巧打の外野手・菊池敏生は国学院大で早期レギュラー奪取を狙う。
甲子園不出場の有望選手たちは…？
昨夏甲子園で選手宣誓を行った横浜（神奈川）主将の玉城陽希は日体大へ。「苦しい時期を乗り越えることができたのは、他でもない、ここに甲子園があったからです」のフレーズは、コロナ禍に翻弄され続けた球児らの胸に深く響いた。日体大は村田浩明監督の母校でもあり、昨年は主将の安達大和、内野手の延末勧太が進学。太いパイプが築かれつつある。さらに名門校の中軸を担った外野手の岸本一心は明治大、内野手の板倉寛多は首都大学リーグの桜美林大、控え右腕の安藤岳は拓殖大で再起を図る。
