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クッション性と安定性を両立した、アシックスの「エボライドスピード」シリーズの新作が登場

posted2025/03/27 11:00

 

 アシックスの「エボライドスピード」シリーズの新作「エボライドスピード3」が3月13日にアシックスオンラインストア、直営店などで発売されている(3月27日から全国のスポーツ用品店等で順次発売)。

 スピードを出しやすく、接地の感覚をつかみやすい「エボライドスピード3」は、インターバル走などのハードなスピード練習から、一定のペースで走るペース走まで、アスリートの様々なトレーニングに対応するシューズだ。前作からのアップデートは、まずミッドソールの素材が「FF BLAST」から「FF BLAST PLUS」となった点が挙げられる。

 より軽くなっただけでなく、トレーニングに必要なクッション性と安定性を両立し、自分の足で蹴る感覚を得やすい硬さとなった。つま先上がりのカーブ形状によって足の負荷を軽減するガイドソール構造を継承しつつ、ミッドソールが適度な厚底で足なりに屈曲しやすい素材になったことで、よりスピードを出しやすくなった。また、クセが少なく効率の良いランニングフォームを身につけるのにも役立つ。

 さらに、アッパーの素材が軽量かつ快適性に優れたエンジニアードメッシュを採用。ミッドソールとアッパーの軽量化により、メンズ27.0cmで約220gと、前作より10gも軽くなっており、この軽量化がスピードの出しやすさにもつながっている。また、アウターソール(靴底)には、どんな路面でも優れたグリップ性を発揮するASICSGRIPが全面に採用されたのもアップデートの一つだ。

 一方で、前モデルでも好評だったポイントは継続して「エボライドスピード3」にも採用されている。例えば、ミッドソール上部に六角形の溝を入れ込んだ構造(3D SPACE構造)を踵部に採用し、着地時に変形を促すことで適度なクッション性を実現。また、シュータンとアッパーがシューズ内部で一体化しており(ハトメ構造)、中足部のサポート性とフィット性を高めている。

自分自身を強化するための相棒として

 大学駅伝の名門・早稲田大学競走部の選手たちも「エボライドスピード3」をさっそくトレーニングで愛用している。

「練習で走ってみると、スピードを出しているのにもかかわらず負担が少なく、クッションとスピードを両立するバランスの良さを感じました」

 こんなインプレッションを口にしたのは、駅伝で主要区間を担う工藤慎作選手。

「自分自身を強化するための相棒として、スピードを出したいジョグや強度の高い練習、特に脚作りのフェーズで使用したい」

 こう話すように、さらなるレベルアップを図るために活用している。ルーキーイヤーから主力として存在感を示している山口竣平選手は、「エボライドスピード3」は「少し速めのペース走を中心に使っていきたい」と話す。

「エボライドスピード3はカーボンプレートを使用していないので、自分の足で走る感覚があります。私の場合、大会ではラクをしたいですが、練習ではある程度追い込みたいので、自分の足を使って鍛えていると感じられるのは大きな魅力です」

 普段は4足のシューズを履き分けているというが、本番で力を発揮するための橋渡しになっている。もちろんトップアスリートだけでなく、全てのランナーにとって、一歩先に進むために、最適な一足といえそうだ。

(文=和田悟志 写真=asics)

エボライドスピード3の詳細はこちらよりご覧いただけます。

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