イチローさんが指導を行い、昨春4強まで進出した国学院久我山（西東京）は主将の上田太陽が東京六大学リーグの慶應義塾大へと進む。中学時代、京葉ボーイズ（千葉）で同僚だった大阪桐蔭の外野手・海老根優大（SUBARUに就職予定）と昨春のセンバツで対戦した外野手の斎藤誠賢は東都大学リーグの国学院大に進学する。国学院久我山は都内でも有数の進学校のため、一般受験を勝ち抜き大学で野球を続ける選手もいる。これからの吉報に注目だ。

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法大スポーツ推薦13人のうち、唯一の外野手

　昨春2回戦で敗退した名門・広陵（広島）は145キロ右腕の森山陽一朗が早稲田大に進学。高校、大学の先輩にあたる有原航平（ソフトバンク）のように勝てる投手を目指す。また、内野手の岩崎遼も早稲田大への進学が決定。阪神・西純矢の弟で外野手の西凌矢は法政大、U18日本代表で4番を任され、大学日本代表との壮行試合で最速157キロ右腕の篠木健太郎（法政大）から本塁打を放った内海優太は明治大と、東京六大学リーグへと進む選手が相次いだ。

最速157kmの大学生右腕から本塁打を放った内海　©JIJI PRESS

　西は昨春の広島大会準決勝で1試合3本塁打を放つなど、内海にも負けない長打力を秘めている。法大はスポーツ推薦入学者13人のうち、外野手は西ただ一人と、期待の大きさも窺える。

　その他も好打者の内野手・背戸川内(せとごうち)晴哉が首都大学リーグの東海大、春の県大会で背番号1を背負った144キロ右腕の谷口朝陽は独立リーグの徳島インディゴソックスへの入団が決まった。

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夏の優勝校・仙台育英はベンチ外、記録員も…

決勝で7回3安打1失点の好投を見せた先発の斎藤蓉　©Hideki Sugiyama

　昨夏の甲子園で東北勢初優勝を飾った仙台育英（宮城）は、背番号1の古川翼が法政大、背番号10で4試合に登板した斎藤蓉が立教大へ進む。古川は主に中継ぎや抑えで活躍、斎藤は決勝で先発し、7回3安打1失点と好投。優勝旗「白河の関越え」の立役者となった。東京六大学リーグでともに最速145キロを誇る左腕対決が見られるか。

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