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「父と同じタイトルを獲れることってなかなかない」 “水沼貴史の息子”宏太が横浜F・マリノスで叶えたい夢「目標は父と一緒に有名になる」 

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佐藤俊

佐藤俊Shun Sato

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posted2022/10/07 17:29

「父と同じタイトルを獲れることってなかなかない」 “水沼貴史の息子”宏太が横浜F・マリノスで叶えたい夢「目標は父と一緒に有名になる」<Number Web> photograph by AFLO

早ければ8日にリーグ優勝が決まる横浜F・マリノス。前節では2ゴールを決め、首位独走のチームで活躍を続ける水沼宏太に話を聞いた

父・貴史氏は35歳で引退。32歳の宏太は?

 水沼は今、32歳だ。その年齢で初めて代表入りしたことで、そのことがクローズアップされたが、水沼はまったく気にしていない。少なくとも10年前と異なり、アスリートの引退年齢は上がりつつある。父・貴史氏は35歳で引退したが、水沼はあと3年でその年齢になる。そのことを考えたりすることはあるのだろうか。

「父が35歳で引退したのは知っていますが、だからといって自分がそこまで絶対にやりたいとか、そこでやめるとか、特別な意識はありません。32歳で代表に選んでもらいましたし、まだまだ成長できると思うし、サッカーが大好きですからね(笑)。年齢だけで判断されるのは悔しいし、どこを見てるんだよって言いたくなる時もあります。でも、年齢を重ねるということは、経験を積むということなので、勢いでやっている選手よりは確実に勝るものがあると信じています。その強みを活かして成長していきたいですし、ギラギラしたものをどんどん出せるようにしていきたい。そうして、いつの間にか35歳を超えているのがいいんじゃないかなぁと思っています」

昔から目指してきた父と一緒に有名になるという目標

 父が引退した95年、マリノスは初のリーグ優勝を果たしている。F・マリノスが誕生30周年という節目となる今シーズン、水沼はタイトルが欲しいと語る。

「セレッソでの天皇杯優勝もそうですが、父と同じタイトルを獲れることってなかなかないですからね。父は、マリノスができたシーズンからプレーし、95年に優勝した。僕は30周年を迎えたF・マリノスの歴史の節目にいて、タイトルを獲れるチャンスがある。それは、すごく幸せなこと。偉大な先輩たち、父もそうですけど、そういう人と一緒に歴史に名を刻みたいですね。もちろん、昔から目指してきた父と一緒に有名になるという目標も、このタイトルを獲ることで繋がると思うので、最後まで諦めずに全力を尽くして優勝を勝ち取りたいです」

 父に近づき、F・マリノスの歴史に名を刻み、ホーム&アウェイで応援してくれたファンに恩返しをするためにもF・マリノスの優勝が欠かせない。

「僕の夢のひとつでもあるタイトルを」

 残りのゲーム、水沼は、その思いの強さをピッチ上で証明してくれるだろう。

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「親の七光りと言われたことも…」“水沼貴史の息子” 宏太が父と同じF・マリノスに入るまで「それで父を嫌いになることはなかった」

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