話が終わったらボールを蹴ろうBACK NUMBER

森保ジャパン「カタールW杯の26人」は誰になる? 4-2-3-1は「カマダシステム」…鎌田は代表“ほぼ確”、当落線上にいるのは…? 

text by

佐藤俊

佐藤俊Shun Sato

PROFILE

photograph byKiichi Matsumoto

posted2022/09/28 20:03

森保ジャパン「カタールW杯の26人」は誰になる? 4-2-3-1は「カマダシステム」…鎌田は代表“ほぼ確”、当落線上にいるのは…?<Number Web> photograph by Kiichi Matsumoto

エクアドル戦はアメリカ戦からスタメン11人を一気に入れ替え。この2戦で26人の代表選出枠にどのような変化が…?

★ブラジル戦(6月6日) スタメン

GK:権田修一

DF:中山雄太、吉田麻也、板倉滉、長友佑都

MF:遠藤航、田中碧、原口元気

FW:南野拓実、伊東純也、古橋亨梧

(4-3-3)

 

★チュニジア戦(6月14日)スタメン 

GK:シュミット・ダニエル
 

DF:伊藤洋輝、吉田麻也、板倉滉、長友佑都 

MF:遠藤航、鎌田大地、原口元気、南野拓実、伊東純也 

FW:浅野拓磨 

(4-2-3-1)

 ドイツ遠征の初戦であるアメリカ戦はFIFAランキングでは14位、日本(24位)よりもランキング的に格上になる。エクアドルは44位のため、今回はアメリカ戦が主力をぶつける試合になった。

★アメリカ戦(9月23日)スタメン

GK:権田修一

DF:中山雄太、冨安健洋、吉田麻也、酒井宏樹

MF:遠藤航、守田英正、久保建英、伊東純也、鎌田大地

FW:前田大然

(4-2-3-1)

 このスタメン組でブラジル戦、チュニジア戦にも出場している選手は、権田、中山、吉田、遠藤、伊東の5名だ。重要と位置付けられた試合でのスタメンは、森保監督の信頼の証でもある。この5名はすでにチームの中核であり、W杯のメンバー入りは確定。さらに6月はリハビリに徹して今回復帰した冨安、アメリカ戦でゴールを決めた三笘薫も当確だろう。

4-2-3-1は「カマダシステム」では?

 今回のドイツ遠征で、カタールW杯メンバー入りを確定、あるいは存在感を見せたのは4名だ。

 鎌田大地は、6月のブラジル戦の後半、4-2-3-1にシステムを変更した際、トップ下に入ってプレーした。今回のアメリカ戦でもトップ下に入り、エクアドル戦でも途中からトップ下の南野に代わって同ポジションでプレーした。時折下がってビルドアップに参加したり、変化をつけたパスや裏への飛び出しなど、南野よりも多彩な攻撃で質の高いトップ下を見せた。アメリカ戦ではゴールも決めた。4-2-3-1は、もしかすると鎌田がいて、成り立つものかもしれない。「カマダシステム」と言い換えてもいいだろう。現状もチャンピオンズリーグのマルセイユ戦でマンオブザマッチに選ばれるなど好調を維持しており、鎌田はもはや戦術的に欠かせない主力になった。

【次ページ】 ターンオーバーが持つ“もう1つの大きな意味”

BACK 1 2 3 4 5 NEXT
森保一
三笘薫
鎌田大地
シュミット・ダニエル
カタールW杯

サッカー日本代表の前後の記事

ページトップ