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森保ジャパン「カタールW杯の26人」は誰になる? 4-2-3-1は「カマダシステム」…鎌田は代表“ほぼ確”、当落線上にいるのは…?
text by
佐藤俊Shun Sato
photograph byKiichi Matsumoto
posted2022/09/28 20:03
エクアドル戦はアメリカ戦からスタメン11人を一気に入れ替え。この2戦で26人の代表選出枠にどのような変化が…?
GK:◎川島永嗣、◎権田修一、◎シュミット・ダニエル、▲谷晃生
DF:◎長友佑都、◎中山雄太、◎酒井宏樹、◎山根視来、◎吉田麻也、◎冨安健洋、◎伊藤洋輝、◎谷口彰悟、〇板倉滉、▲瀬古歩夢
MF&FW:◎遠藤航、◎守田英正、◎田中碧、◎久保建英、◎原口元気、◎鎌田大地、◎南野拓実、◎伊東純也、◎堂安律、◎三笘薫、〇古橋亨梧、〇上田綺世、〇前田大然、〇大迫勇也、▲相馬勇紀、▲柴崎岳、▲旗手玲央、▲町野修斗、▲浅野拓磨
◎ほぼ確定、〇有力、▲微妙
26名のメンバーには、左膝内側靭帯部分断裂の板倉とコンディションが上がり切らない大迫を入れている。板倉は6月の重要な2試合にスタメン出場を果たしている。センターバック、ボランチもできるユーティリティープレイヤーで、森保監督が大きな信頼を置く選手だ。メンバー入りしてもスタメン出場は厳しいかもしれないが、ここ一番で勝ち切るために守備を強化する際には必要な選手。W杯期間中にプレーできるとなれば26名枠に必ず入ってくるだろう。
大迫不在を想定してのラボは終わったが…
大迫は、代表での実績は十分。だが、2月のサウジアラビア戦から代表を離れており、今もって完全に復調したとは言い難い。ただ、大迫不在の6月の4試合では彼に代わる選手が出てこなかった。今回の2試合でも前田、町野、古橋、上田がいずれも得点ができず、決め手を欠いている。大迫不在を想定してのラボは終わり、代替選手は見つからなかった。大迫は、W杯に戻ってくるとみる。
これからW杯本番まで残り2カ月弱だ。
チームに戻り、リーグ戦でプレーする中、ケガをしたり、コンディションを落とす選手が出てくる可能性がある。ドイツ遠征を終えた時点での基準で26名の候補を挙げたが、本音をいえばこの序列を覆すような「我こそは」という選手がラストに飛び込みでメンバー入りするのが理想だ。メンバー発表の日まで、チームに勢いをもたらす選手、とりわけFWの奮起に期待したい。
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