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あのオールブラックスがやってくる! 4年ぶりの対戦は日本にとって大きなチャンス? 来年のラグビーW杯に向けて王者との力関係は…
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![生島淳](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/7/4/-/img_746f83dd4814ce9e272d231112e07dfb3376.jpg)
生島淳Jun Ikushima
photograph byGetty Images
posted2022/08/27 11:02
![あのオールブラックスがやってくる! 4年ぶりの対戦は日本にとって大きなチャンス? 来年のラグビーW杯に向けて王者との力関係は…<Number Web> photograph by Getty Images](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/2/b/700/img_2b26ef67597585fa71c7cab0971bf62f350694.jpg)
10月29日に国立競技場で日本代表と対戦予定のオールブラックス
サマーテストでの戦績
今年の6月から7月にかけて行われたサマーテストでは、次のような結果だった。
vs.ウルグアイ
○34−15
○43−7
vs.フランス
●23−42
●15−20
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ウルグアイには順当勝ち、フランス相手には連敗を喫したが、第2テストは勝ち試合を落としたという印象だった。
第1テストでの完敗を受けた第2テストでの修正力は見事で、細かいパスのつなぎから、見事なトライを奪った。選手たちの戦術の理解度がグンと深まった感じで、コロナ禍によって遅れていたチーム作りが一気に進んだ印象だ。
特に若いハーフ団の成長には目を見張るものがあった。スクラムハーフの齋藤直人は素早い球さばきと、的確なフォローでチャンスに何度も絡んだ。
また、スタンドオフに抜擢された李承信は21歳。フランスとの第1テストでは勝負どころで弱点を露呈したが、第2テストでは修正力を発揮。コロナ禍によって国際試合が少なくなったこともあり、日本代表では20代前半の選手の台頭が少なかっただけに、李のプレーは将来に希望を抱かせるものだった。
10月には若手を中心としたジャパンXVがオーストラリアA代表を招いて3試合を行い(東京、福岡、大阪)、若手に経験を積ませつつ、オールブラックスとの試合を迎えることになるだろう。
さて、一方のオールブラックスはどうか。