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あのオールブラックスがやってくる! 4年ぶりの対戦は日本にとって大きなチャンス? 来年のラグビーW杯に向けて王者との力関係は…
text by
生島淳Jun Ikushima
photograph byGetty Images
posted2022/08/27 11:02
10月29日に国立競技場で日本代表と対戦予定のオールブラックス
日本代表はジョセフ・ヘッドコーチ、トニー・ブラウン・アタックコーチ、ジョン・ミッチェル・ディフェンスコーチと、ニュージーランド出身の指導者が多くいるし、両国のつながりはラグビーを通して深化してきた。
来年のW杯に向けた重要な試金石に
ニュージーランド協会のマーク・ロビンソンCEOは、今回のリポビタンDチャレンジカップ2022での対戦に、こんな期待を寄せている。
「日本のラグビーは近年その注目度を高めており、それは日本代表チームの成績にも反映されているため、オールブラックスは東京にてタフなテストマッチを期待することになるでしょう。10月にはラグビー日本代表のトップパートナーである大正製薬株式会社との関係をさらに深めることができることを楽しみにしています」
この試合の実現には、大正製薬が大きな役割を果たしている。大正製薬は長らく日本協会のスポンサードを務めてきたが、今年からニュージーランド協会へのスポンサードも行っており、今回の対戦においては橋渡し役を務めた格好だ。
オールブラックスは日本と対戦したあと、ヨーロッパへと向かい、ウェールズ、スコットランド、イングランドと戦う予定になっている。
日本はオールブラックスと戦ったあと、ヨーロッパに遠征し、来年のW杯で同じプールに入ったイングランド、そしてトゥールーズでフランスと試合を行う。
日本とニュージーランドにとって、今回の対戦、そして秋のツアーは、来年に迫ったW杯へ向けて、重要な試金石となるだろう。