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36歳のパイオニア山田章仁、故郷・九州で新たな挑戦へ。
posted2022/08/17 07:00
text by
大友信彦Nobuhiko Otomo
photograph by
Akihito Yamada
九州のラグビー党には久しぶりに明るいニュースだったろう。
「この度、地元九州でプレーできることを本当に嬉しく思っています」
7月20日、リーグワンD3九州(旧九州電力)は北九州市出身のWTB山田章仁の加入を発表。チームのHPにも山田のコメントが躍った。
「ラグビーを通じて九州を盛り上げることができるよう全力で頑張りたいと思っておりますので、みなさん、何卒よろしくお願いします」
山田といえば観る者を笑顔にさせる選手だ。'15年W杯での南アフリカ戦勝利など日本代表で25キャップ。そのW杯のサモア戦では相手タックルを一回転してかわす『忍者トライ』で世界を驚かせた。旧トップリーグでは'12年度に歴代最多となるシーズン20トライを達成するなどトライ王を2回、プレーオフMVPも歴代最多の3回獲得。日本代表のエディー&ジェイミー両HCも「ヤマダは舞台が大きくなるほど活躍するスターだからね」と笑顔でビッグゲームで桜のジャージーを託した。