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欧州サッカーPRESSBACK NUMBER
「ハタテはただものじゃねえ」世界一の左SBが絶賛 セルティック旗手怜央、宿敵撃破の特大インパクトと「キョウゴに続き一流」の伸びしろ
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三重野翔大Shodai Mieno
photograph byRob Casey/Getty Images
posted2022/02/06 11:00

伝統のオールドファームで2ゴール1アシスト。旗手怜央の大仕事ぶりはレンジャーズの選手の悔しがり方からも伝わる
ちなみに試合当日の朝、日本代表の試合から戻った前田大然も62分から途中出場。攻撃の見せ場こそ少なかったものの、前線からの積極的なプレスで観客の喝采を浴びた。
大一番を制したセルティックはレンジャーズを抜いて首位に浮上。人材不足のセルティックとスティーヴン・ジェラードのもと好調のレンジャーズ、という構図はいつしか逆転した。ジョバンニ・ファン・ブロンクホルスト監督就任後のレンジャーズは、明らかにスタイルの再構築に苦しんでいる。
現在5連勝中と破竹の勢いのセルティックからすると、今のうちにライバルを引き離しておきたいところ。とはいえ今季のオールドファームは順位決定戦を含めてあと2試合が残されており、気を抜くことはできない。タイトルレースはこれからだ。
前半戦のヒーロー古橋から旗手が主役に
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前半戦のメインヒーローである古橋亨梧に代わって、このタイミングで旗手が主役に躍り出ようとしている。
レンジャーズ戦後、ポステコグルー監督は旗手のプレーを絶賛しつつ「レオはまだ十分にフィットしておらず、やるべきことはたくさんあり、まだ改善しなければならない」と述べた。
では――旗手がフィットしたらどうなってしまうのか? 古橋が復帰したらどうなってしまうのか? デビュー戦でゴールを挙げた前田も、負傷離脱中の井手口陽介もまだまだ調子を上げてくる可能性はある。
宿敵を圧倒してすら“未完成体”。セルティックの潜在能力は、いまだ計り知れない。<ポステコグルー監督編に続く>
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