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【センバツ】大谷翔平vs藤浪晋太郎、真壁の肩を支えたダルビッシュ、大阪桐蔭“伏兵”の一発…春の名勝負ベスト5

posted2021/03/18 06:00

 
【センバツ】大谷翔平vs藤浪晋太郎、真壁の肩を支えたダルビッシュ、大阪桐蔭“伏兵”の一発…春の名勝負ベスト5<Number Web> photograph by JIJI PRESS

済美にサヨナラ弾を許した真壁(18番)の肩を持つダルビッシュ。この日はレフトから仲間の好投を見守っていた

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西尾典文

西尾典文Norifumi Nishio

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 2年ぶりの開催となる「選抜高校野球」。

 夏の全国高校野球選手権と比べると少し影が薄い印象もあるかもしれないが、高校野球の歴史に残る試合や後の名選手が活躍した場面も多い。

 3月19日の開幕を前に、21世紀となった2001年以降の大会の中から、強烈なインパクトを残した5試合をピックアップして振り返ってみたいと思う。

エース須永がサヨナラ被弾

◆第75回大会(2003年)3回戦
浦和学院 6-7× 智弁和歌山
※延長12回サヨナラ

 浦和学院のエースは大会屈指のサウスポーと言われていた須永英輝(元日本ハム)。その須永と智弁和歌山打線の対決が最大の注目となった試合だったが、期待通りの大熱戦となった。

 試合は序盤に浦和学院が4点をリードしたものの、中盤に智弁和歌山が須永をとらえて逆転。しかし、9回表に須永が自ら同点のタイムリー内野安打を放ち、試合は延長戦へ突入した。そして迎えた12回裏、智弁和歌山はエースで4番の本田将章がレフトスタンドへホームランを叩き込み、サヨナラ勝ちを収めた。

 須永はその年のドラフト2位で日本ハムに入団、1年目から二軍で10勝をマークしたものの、その後は伸び悩み16年に引退。一軍では1勝もあげることはできなかったが、それでも13年もの間、プロ生活を送ったところにその才能の片りんが窺える。

 一方、須永からサヨナラホームランを放った本田は早稲田大を経て、社会人野球の明治安田生命で長くプレー。奇しくも、須永と同じ16年で現役を退いている。

【次ページ】 うなだれる真壁を支えたダルビッシュ

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