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センバツ“ナゾの初出場校”沖縄・エナジックスポーツ高校ってナンだ?「メンバーは全員県内出身」「資格取得にも力を…」その超意外な校風

posted2025/03/21 06:01

 
センバツ“ナゾの初出場校”沖縄・エナジックスポーツ高校ってナンだ?「メンバーは全員県内出身」「資格取得にも力を…」その超意外な校風<Number Web> photograph by Fumi Sawai

センバツのベンチ入りメンバーは全員地元・沖縄県出身だというエナジックスポーツ高等学院。その意外な校風とは?

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沢井史

沢井史Fumi Sawai

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 3月18日に開幕した春のセンバツ高校野球。中でも注目を集めるのが、一風変わったカタカナ表記が印象に残るある初出場校だ。かつて多くの「旋風」を巻き起こした沖縄発の新鋭は、果たしてどんなチームなのだろうか。《NumberWebルポ全2回の2回目/最初から読む》

 昨夏の高校野球沖縄県大会決勝。エナジックスポーツ高等学院は、県内屈指の強豪・興南と延長10回タイブレークにもつれる熱戦を演じた。

 チームは3-4で敗れこそしたが「あのカタカナ名の学校はどんな学校なのか?」と、高校野球界でちょっとしたホットワードになったのだ。

「授業を受けていないのでは?」の声も…

 そのエナジックスポーツ高等学院には全日制と通信制が並置され、現在は全校生徒61人が在籍する。

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 野球部以外にはゴルフ部などが多く占め、スポーツに特化したカリキュラムで授業が編成されている。ただ、エナジックスポーツと聞くとどうしても通信制のイメージが先行し、「選手はちゃんと授業を受けていないのでは?」と疑問を呈する者もいる。

 その件について神谷嘉宗監督はこう説明してくれた。

「ウチの校名を聞いて『どうせ通信制なんでしょ』とよく言われるのですが、野球部は全員が全日制に在籍しています。曜日によりますが、体育の授業が午後からの日は午後から練習をやることもあります。

 ただ、学校を新設した頃は通信制からのスタートでした。高校の通信制は週に3日、対面授業をしなければいけないという決まりがあって、対面授業と通信の授業を受ける時期もありました。そこから校内の施設、教員が徐々に増えていって、全日制に完全に移行できる条件が整ってきています」

 さらには英語や情報処理などの資格取得にも力を入れ、“野球だけではない”指導も敷く。それは浦添商、美里工と検定試験の多かった県立高校で指導してきた神谷監督ならではの方針でもあった。

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