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リオ五輪、陸上界の勝負所はGW!
気になるアノ選手は代表になれるのか?
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![松原孝臣](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/6/3/-/img_63c0172edf1a3eec5d5017836b5eb9301895.jpg)
松原孝臣Takaomi Matsubara
photograph byYUTAKA/AFLO SPORT
posted2016/05/06 16:30
![リオ五輪、陸上界の勝負所はGW!気になるアノ選手は代表になれるのか?<Number Web> photograph by YUTAKA/AFLO SPORT](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/f/3/700/img_f3e326a45da7b6c2ea6181e39ea43f9a161875.jpg)
「世界と戦うために10秒台を出す」と宣言している福島。自身の日本記録でさえ、彼女にとっては通り道にすぎないのか……。
8日のゴールデングランプリ川崎が、なぜ注目される?
好材料、不安材料、それぞれあったグランプリシリーズでのパフォーマンスを見ると、5月8日のゴールデングランプリ川崎の重要性もあらためて実感できる。
男子100mでは、山縣とアメリカで強化を図ってきた桐生祥秀が対決する。
山縣にしてみれば、桐生を倒すことで自信を確かなものにしたいところ。サニブラウンは両雄とどこまで渡り合えるかがポイントとなる。また、ジャスティン・ガトリン(米国)もエントリーしているので、この世界のトップスプリンターとの争いも見どころとなる。
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200mでは、飯塚、藤光、高瀬が顔をそろえる。飯塚はここで派遣設定記録をクリアして、ライバルの2人と同じ位置に立っておきたいだろう。
福島にとっては、織田記念、静岡国際と2度も不本意な形で大会を終えることになっただけに、川崎の100mをしっかり走り切りたい。本人が、今年は出せると自信を持っている6年ぶりの日本新記録へ、そしてリオデジャネイロ五輪への、足がかりとなるはずだ。
川崎では、昨年の世界選手権代表の新井涼平、世界選手権銅メダリストの村上幸史、ロンドン五輪代表のディーン元気が出場するやり投げも注目される。
世界の壁が高い陸上のトラック&フィールド種目だが、少しでも食らいついていくには、切磋琢磨して互いにレベルを上げていくしかない。
そういう意味では、第一人者やベテランに復調気配がある春季大会は、陸上界にとっても幸先のよいスタートを切ったと言える。
代表を目指して競り合う中で、ここからどこまで高めていけるか、彼らの戦いぶりがみものだ。
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