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<世界最速高校生の未来>
サニブラウン・アブデルハキーム「世界ジュニアで勝つ、五輪決勝で走る」
text by
及川彩子Ayako Oikawa
photograph byKeijiro Kai
posted2016/05/02 08:00
日本の短距離界に颯爽と現れた俊英は、昨年の世界ユースでボルトの持つ大会記録を塗り替え、一躍その名を世界に轟かせた。今や“ネクスト・ボルト”となった16歳が、2016年に抱く野望とは。
リオデジャネイロ五輪代表選考会を兼ねる陸上の日本グランプリシリーズ第4戦、静岡国際(5月3日、エコパスタジアム)男子200メートルに出場するサニブラウン選手。今年1月発売のNumber893号に掲載された記事を特別に公開します。
リオデジャネイロ五輪代表選考会を兼ねる陸上の日本グランプリシリーズ第4戦、静岡国際(5月3日、エコパスタジアム)男子200メートルに出場するサニブラウン選手。今年1月発売のNumber893号に掲載された記事を特別に公開します。
新年を迎え、サニブラウンはすでに始動していた。荒く息を吐きながら黙々と走り込む。傍らでは山村貴彦コーチが厳しい表情でその走りを見つめている。