サッカー日本代表PRESSBACK NUMBER
「大地はセンスがある」「唯一無二」…バーレーンで「鎌田守田」躍動! 「アンバランス」な組み合わせゆえの守田英正2得点に“新たな武器”の予感
text by
![佐藤景](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/6/3/-/img_63c0172edf1a3eec5d5017836b5eb9301895.jpg)
佐藤景Kei Sato
photograph byAFLO
posted2024/09/14 17:01
![「大地はセンスがある」「唯一無二」…バーレーンで「鎌田守田」躍動! 「アンバランス」な組み合わせゆえの守田英正2得点に“新たな武器”の予感<Number Web> photograph by AFLO](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/4/6/700/img_46784ea63d363ec549012dcc0e093c421657655.jpg)
バーレーンに快勝した直後の「鎌田守田」。いかに手ごたえを感じたかが、ふたりの表情からもうかがえる
鎌田自身も“アシストのアシスト”のような一見、わかりにくい、しかしチームにとって非常に重要なプレーには自覚的だった。ただ、それこそがポジショニングとともに守田が絶賛する鎌田の特徴でもある。
「中国戦はチームのパフォーマンスがすごく良かったので、自分自身もポジション争いである程度、危機感を持ちながらやっていたし、また他の選手とは違う、自分の良さを出さないといけないと思っていました」
鎌田-守田という新たなる武器
中国戦でスタメンを外れた鎌田は、バーレーン戦で他の選手とは異なる持ち味を発揮してみせた。三笘と伊東純也の両ウイングによる突破や久保と堂安の流麗なコンビネーションは間違いなく現在の日本代表の武器だが、今回はそれに加えて鎌田と守田が響き合うことでまた別の強みをもたらした。タイミングよくスペースを空け、互いに使い合う2人の関係性は攻撃にダイナミズムを生み、相手守備陣を大いに混乱させる。
ADVERTISEMENT
何より喜ばしいのは、大量得点と無失点で最終予選を連勝スタートさせながら、チームがまだ天井を見せていないという点だ。守田と鎌田の関係が6月シリーズより深まっていたのは、その証左。今後さらに向上することも予感させた。
10月にはアウェーでサウジアラビア、ホームでオーストラリアと対戦するという最終予選最初の山場を迎えるが、かつてないほど多くの強みを持っている現在の日本代表である。油断は禁物でも、心配は無用だろう。
多彩な強みを、そのままピッチで示せばいい。
![](https://number.ismcdn.jp/common/images/common/blank.gif)