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サッカー日本代表PRESSBACK NUMBER
〈サッカー五輪代表18人予想〉「久保建英は未招集」説を取材記者が惜しむワケ…推したい「最終予選組の10人」、OA枠は上田綺世+2人のDF
posted2024/05/19 17:01
text by
浅田真樹Masaki Asada
photograph by
Kiichi Matsumoto/JMPA,NumberWeb
パリオリンピックでのチーム編成を考える上で、ひとつ重要なポイントとなるのは、アジア最終予選(U-23アジアカップ)からオリンピック本番まで、わずかに3カ月足らずの時間しかないということだ。
鈴木彩艶と唯人、三戸らはパリ世代の主力だったからこそ
過去にも最終予選がオリンピックイヤーに行われたことはあったが、最も遅かった1996年アトランタオリンピックのときでも、3月中には終わっていた。
ところが、今回の最終予選はさらに1カ月以上も遅い開催だったのである。少なくともオリンピックの男子サッカーが現行方式(出場資格は23歳以下。24歳以上は3人まで)で行われるようになって以降、これほどの“過密日程”で日本がオリンピックに臨んだ経験はない。
必然的に新しい選手を加えてチームを作り直す時間的余裕はなく、最終予選のチームがそのままオリンピックでもベースになるだろう。
2008年北京オリンピックのときには、最終予選(当時はホームアンドアウエーによる4カ国総当たり)にまったく出場していなかった選手が8人も登録メンバー入りしているが、それは前年のうちに最終予選が終わり、その後に2度の海外遠征も含めた十分な準備期間があったからこそできたことだ。
オーバーエイジ(OA)枠をフル活用すれば、3人の選手が初めてチームに加わることになるのだから、新たに加える人数としてはそれだけで限界に近い数だろう。
ただし、最終予選に招集できなかったパリ世代の海外組については、別枠で考える必要がある。というのも、彼らのなかにはこのチームでプレーするのが初めてではない選手もいるからだ。
それどころか、鈴木彩艶、鈴木唯人、三戸舜介などは、最終予選以前に行われた親善試合やU-23アジアカップ予選では中心的な役割を務めてきた選手である。最終予選に出場していないといっても、新たに加わる難しさはほとんどないと考えていい。
しかも、鈴木唯や三戸は複数のポジションをこなせる選手だけに、わずか18人の登録メンバーで最大6試合を戦わなければならない大会にはうってつけだ。むしろ積極的に加えたい戦力だろう。
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では、具体的にパリオリンピックの登録メンバー18人を考えてみたい。