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昨夏の甲子園から10kg増量! DeNAドラ1捕手・松尾汐恩に聞いた“初キャンプの感想”「高校時代に比べると…」「捕手としてのタイプは…」 

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石塚隆

石塚隆Takashi Ishizuka

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photograph byJIJI PRESS

posted2023/03/06 11:00

昨夏の甲子園から10kg増量! DeNAドラ1捕手・松尾汐恩に聞いた“初キャンプの感想”「高校時代に比べると…」「捕手としてのタイプは…」<Number Web> photograph by JIJI PRESS

谷繁元信以来となるベイスターズのドラフト1位捕手となった松尾汐恩。本人に初キャンプで感じたことを聞くと…

「今は82~83㎏ぐらいですね。プロに進むのならばピッチャーの球威に負けないよう、自分もパワーアップしなければいけないと考えていました。だからしっかり食べて、ウェイトをずっと繰り返してきました。やってきて良かったなって思っていますし、とくにバッティングでは、バットを強く振れている感覚はあります」

中田翔のモデルのバットを使用

 高校時代とは異なる木製のバット。本格的に振り込むのはプロになってからだというが、アジャスト具合はどうだろうか。

「ぜんぜん苦にはなっていません」

 きっぱりと松尾は言った。現在は大阪桐蔭高の先輩である中田翔(巨人)のモデルを使っており、重さは880~890グラムだという。練習試合やオープン戦を通し打席に入る機会も増えてきたが、実際に打席から見たプロのボールになにを感じたのか。

「やっぱり真っすぐや変化球の切れは、ぜんぜん違いましたし、そこは徐々に慣れていきたいと思っています」

 高校通算38発のパンチ力。そして広角に打てるバッティングが魅力の松尾だが、打撃面においてプロでやっていける自信はあるかと尋ねると、力強く頷いた。

「キャンプ中はずっといい感覚で打てていたので手応えを感じています。内野の間をしっかりと抜く、低く強い打球を打つことを磨き上げていきたい」

キャッチャーとしてどう振る舞えばいいのか

 そして扇の要であり、試合を左右するキーマンとなる捕手としてのプレー。練習試合やオープン戦では小園健太をはじめ、阪口皓亮、京山将弥、石川達也ら先輩たちのボールを受けてきたが、ゲーム中は臆することなくピッチャーとコミュニケーションをとる姿がよく見られた。

【次ページ】 伊藤光や戸柱恭孝、山本祐大から学んだこと

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