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熱狂とカオス!魅惑の南米直送便BACK NUMBER
「阪神vs巨人は野球版クラシコ。西成よりサンパウロの方が危険」ブラジル人記者が驚く“関西ラテン気質”「ケマリにタコヤキ、ヤタガラスも…」
text by
沢田啓明Hiroaki Sawada
photograph byHideki Sugiyama
posted2024/05/17 18:05
日本プロ野球の「伝統の一戦」と言えば阪神vs巨人。日本サッカー通で現地滞在中のブラジル人記者が甲子園球場で観戦したそうだ
「関東には少しシャイな人が多い印象があるけれど、関西人の多くはおしゃべりで、冗談を言うのが好きだね。ラテン系に近い感じがして、親しみを覚える」
――関西の食事では、何が気に入りましたか?
「たこ焼き、お好み焼き。とてもおいしくて、ハマっている(笑)。現在は広島を訪れているんだけど、関西風と広島風でお好み焼きの作り方が違うそうだね。連れて行ってもらえるようだから本当に楽しみにしているんだ」
大阪ダービー、ヴィッセルを見た「ホンネ」は…
チアゴ記者は「もちろんサンフレッチェ広島の新しいスタジアムであるエディオンピースウイング広島での出来事も強く覚えているし、スタジアムの近くにある広島平和記念資料館と原爆ドームも訪れたいと思っている」とも語っている。
ゴールデンウイーク期間中の大混雑をものともせず、関西でも名所旧跡を訪れ、日本文化、日本食を存分に堪能しているようだ。
そのせわしないスケジュールの中でも、チアゴ記者はJリーグ各クラブのチェックに勤しんでいる。ガンバ大阪とセレッソ大阪の大阪ダービー、現在J1首位のヴィッセル神戸戦を観戦している。すると、興味深い着眼点を数多く耳にした。
「大阪のダービーは強烈なライバル意識だ。でも女性も子供も安心して試合を見ることができるね」
「香川真司、大迫勇也は危険な選手だね」
<つづきは第2回>