話が終わったらボールを蹴ろうBACK NUMBER
代表スタメンも“シュート0本”…ワントップ町野修斗がそれでも自信ありげに語った「プレッシャーを力に変える作業は得意」
text by
![佐藤俊](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/0/c/-/img_0cd812be14e18dd4291ee39374883b0d99996.jpg)
佐藤俊Shun Sato
photograph byTakuya Nakachi/JMPA
posted2023/04/05 17:03
![代表スタメンも“シュート0本”…ワントップ町野修斗がそれでも自信ありげに語った「プレッシャーを力に変える作業は得意」<Number Web> photograph by Takuya Nakachi/JMPA](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/1/a/700/img_1ad910d52068471b0127377b2db427ab347250.jpg)
3月28日の日本vs.コロンビア戦にスタメン出場もシュートは0本で、前半終了後に交代となった町野修斗。湘南ベルマーレに戻り、ゴール連発のストライカーが語ったのは…
「ボールに来る迫力だったり、厳しさは相当スゴイものがあった。Jリーグの選手たちとは足の長さも相当に異なり、懐も深くて、ちょっと判断を誤ってしまうと、足下に来られてしまう。球際も厳しく、仲間を戻すために遅らせる守備ではなく、ボールを狩りに来る守備だった。特に後ろ向きの時はかなり激しくきますし、余裕を与えてくれない。そういう中でファールを奪えていなかったので、もっとファールを奪えるようになりたいです」
ファールをもらうのは、セットプレーを得るためのひとつの手段だが、毎回、そういうわけにもいかない。基本的には、動いてボールを受けに行くフリをしながらピタリと静止し、相手に体を預けるなどしてポストプレーをこなし、次の展開に結びつけていくことが求められる。そうして、森保監督の信頼を得ることがレギュラー奪取の第1歩になる。
Jリーグでは余裕を持ってプレーできるんじゃないか
また、森保監督の代表の生命線である守備についても課題が残った。FWがディフェンスのファーストアプローチをするが、トップ下の西村の背中を追って同じ相手を追い掛けまわしていたシーンがあった。連携がもうひとつ取れていないことが露わになったシーンだったが、コミュニケーションを取って確認し、整理すべきだった。
ADVERTISEMENT
コロンビア戦で町野は多くの宿題を得たが、試合後、「コロンビアの厳しさは、Jリーグでは体感できないことだったので、Jリーグでは余裕を持ってプレーできるんじゃないかと思います」と語った。
得点のシーンは良かったですけど…
そうして迎えたのが冒頭のガンバ戦だった。
代表直後の試合ということもあってか、町野は言葉通り余裕がある動きを見せた。相手のマークやチェックが甘かったのもあるが、肩の力を抜いて、フラフラと漂いながらここぞという時に力を入れてスプリントし、ボールがこぼれてきそうな場所、あるいはボールが入ってきそうなポイントに入ってゴールを決めた。