2022年M-1・全員インタビューBACK NUMBER
キュウが語る、M-1ファイナリスト発表直前に遭遇した“プチ事件”「ウエストランド井口さんと居酒屋で飲んでたら…ビックリしました」
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中村計Kei Nakamura
photograph byKeiji Ishikawa
posted2023/02/26 11:00
![キュウが語る、M-1ファイナリスト発表直前に遭遇した“プチ事件”「ウエストランド井口さんと居酒屋で飲んでたら…ビックリしました」<Number Web> photograph by Keiji Ishikawa](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/c/6/700/img_c684f96d9374fa96fd0e44a0dceeb637345378.jpg)
結成9年で初めてのM-1決勝だったキュウ。ぴろ(ボケ・ネタ作り担当、写真左)と清水誠(ツッコミ担当)。ウエストランドと同じタイタン所属
ぴろ 憧れのM-1決勝だったんですけど、徐々にここまで来たんで。急にボン!と来たわけではなく。決勝メンバーも知り合いばっかりだったので、別に「決勝感」みたいなものはなかったですね。セットを見て、こんなに金ピカなんだとは思いましたけど。だから、ド派手なネタ番組だ、みたいな感覚でした。
清水 僕も特別な感じはなかったですね。M-1決勝に来たという実感がぜんぜんなかった。外から見ていたのと違って、スタジオは金ピカでも舞台裏の張りぼての部分も見えるし。そういうところは、思い描いていた世界とは違うなと思ったり。ただ、笑神籤(えみくじ)で1組目が決まるときは、いちばん心臓がバクバクしましたね。「来るなよ」って。あそこが緊張のピークで、4組目、5組目ぐらいもまだドキドキしていて。7番手、8番手と出て行った頃にはもう緊張がなくなっていましたね。
――最後は、ともにタイタン所属のキュウとウエストランドの2組が残されたんですもんね。
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ぴろ なんだこれ、って思いましたね。
――ウエストランドは、もう開き直っていたと話していました。
清水 5番手のさや香がトップに立ったところで、「今日イチ」が出ちゃったかな、みたいな感じはありましたよね。
ぴろ でも、だからこそやりやすかったというのはある。1番手から3番手ぐらいまでは、まだ番組が仕上がっていなくて、空気がフワフワしている。番組が成功するかどうかは、4番手以降の組にかかっているんですよ。そこで今大会は、4番手のロングコートダディ、5番手のさや香、6番手の男性ブランコがバチッとはまった。これでM-1の成功はひとまず保証されたので、7番手以降の組は番組を背負うプレッシャーからは解放される。あそこで肩の荷は下りましたね。
<続く>
(写真=石川啓次)
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