清水　あっちの方がウケるネタなんで。

ぴろ　準決勝のネタの方がお笑いの方程式に則っているというか、ベタなところがある。なので、どこでもウケる。準決勝は手堅いやつをやった方がいいかなと思ったので。

――準決勝が終わってから結果発表まで2時間くらい空きますけど、その間は、どこで過ごしていたのですか。

ぴろ　僕は会場（ニューピアホール）の近くの飲み屋で2杯ぐらい飲みました。ダイヤモンドの小野（竜輔）と、真空ジェシカのガクと、ウエストランドの（河本）太さんと、ストレッチーズの（高木）貫太とか。ケビンスの（山口）コンボイもいたか。

清水　僕は別の居酒屋で、ウエストランドの井口（浩之）さんと、ヤーレンズの楢原（真樹）と3人で。ただ、隣の人たちが準決勝に来ていたお客さんで、みんなで決勝進出者を当てようぜ、みたいなノリになっていた。なので、身分を明かして「申し訳ないんだけど、今、聞きたくないんで、あとでやってくれませんか」ってお願いしました。

ファイナリスト発表までの間、居酒屋に行ったら「隣がまさかの準決勝のお客さんだった」という清水さん

――隣のお客さんも驚いたでしょうね。

清水　びっくりしていましたね。

――そういうときは芸人同士、どんな会話になるのですか。

清水　ウケてたから大丈夫じゃない？　みたいな話ですよね。でも、みんなウケてたからな、とか。とにかく、ここにいる全員が出られたらいいな、と。

「スタジオは金ピカ。でも舞台ウラは張りぼての部分も…」

――キュウは2020年、2021年と準決勝敗退が2年続きましたが、なんで選ばれないんだという苛立ちはなかったのですか。

清水　いや、単純に準決勝で振るわなかったというか。決勝に行った人たちと比べたら、ウケ量でも負けていましたし。

ぴろ　なんの不満もなかったですよ。そうだろうなと思って、じゃあ、次どうしようかと考えて1年を過ごすというサイクルだったので。

――ようやくたどりついた決勝の舞台でしたが、本番当日は、やはりそれなりにドキドキしましたか。

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