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「じつは半年間解散していた…」M-1キュウが明かす過去、“錦鯉に呼び出された夜”「こうして僕らは爆笑問題の事務所タイタンに救われた」

posted2023/02/26 11:02

 
「じつは半年間解散していた…」M-1キュウが明かす過去、“錦鯉に呼び出された夜”「こうして僕らは爆笑問題の事務所タイタンに救われた」<Number Web> photograph by Keiji Ishikawa

結成9年で初めてのM-1決勝だったキュウ。ぴろ(ボケ・ネタ作り担当、写真左)と清水誠(ツッコミ担当)。ウエストランドと同じタイタン所属

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中村計

中村計Kei Nakamura

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Keiji Ishikawa

結成9年で初めてM-1決勝に進出したキュウのインタビュー。「じつは半年間解散していた過去がある」と明かす2人。そのとき解散を止めようとしたのが錦鯉だった。その後、キュウは爆笑問題の“家族のような”事務所、タイタンに救われる。【全3回の3回目/#1#2へ】

◆◆◆

「じつは半年間ほど、解散していた」

――2人はここにくるまで紆余曲折を経ているんですよね。出会いはSMA(ソニー・ミュージックアーティスツ)で、そこからフリーになって、オフィス北野に所属して、またフリーになって、タイタンにたどり着いた。しかも一度、解散も経験していますよね。

清水 2014年の『THE MANZAI』の後に解散して、2015年の復活1年目のM-1の予選に間に合うように再結成してるんです。

――半年間ほど。なぜ解散したのですか。

ぴろ どうしたらいいかわからなかったんですよね。結成直後から、割と今に近いことをやっていたんですけど、これで成功するイメージがぜんぜん湧かなかった。

清水 壁にぶち当たったまんまというか、打開策が見えなかった。僕がボケをやって、ぴろがツッコむみたいなこともやってみたのですが。

ぴろ 自分の芸風もまだ定まっていなかったので、いろいろな可能性を探りたかったんです。それで別の人と組んで、もっとベタで、元気のあるネタをやったりしてたんです。

清水 ザ・ボケみたいな人と組んでたんだよな。

「まあ、待てよ」錦鯉の隆さんに呼び出された夜

――それがイエティですか。

ぴろ そうです。でも、楽しくなかった。楽しくないことでがんばるのって、辛いんですよ。なので、やりたいことしかやりたくないって思った。それは結局、キュウでやってたことなんです。今回のM-1が終わったときのインタビューで、僕は大事なところからは逃げちゃいけないって言ったんです。それは、そういうことなんですよね。自分たちのやりたいことを曲げてまで勝とうとしちゃいけない。そこは貫く。

――自分らしさ、ということですね。

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