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コスタリカ戦スタメン「トップ下=久保建英ではなく南野拓実」と読む“2つの根拠” フロンターレ勢、相馬勇紀や上田綺世もW杯デビューか 

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飯尾篤史

飯尾篤史Atsushi Iio

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photograph byKiichi Matsumoto/JMPA

posted2022/11/27 11:04

コスタリカ戦スタメン「トップ下=久保建英ではなく南野拓実」と読む“2つの根拠” フロンターレ勢、相馬勇紀や上田綺世もW杯デビューか<Number Web> photograph by Kiichi Matsumoto/JMPA

久保建英か南野拓実か。コスタリカ戦のトップ下での先発起用は焦点の1つとなる

 日本代表としても、ドイツに対しては9月シリーズ以降、かなりの時間をかけて対策を施してきたが、コスタリカ戦に向けた準備期間は圧倒的に短い。

 そこでモノを言うのは、チームとしての対応力だ。

メンバーを入れ替えて戦うプランを踏まえて考えると

 相手を見てサッカーをする。ピッチ上で起きている現象を素早く読み取り、必要とあれば、ピッチ内の判断でシステムを変える。この4年間、継続して取り組んできたことが、コスタリカ戦でも問われる。キャプテンが続ける。

「ベースのところはこの4年間、叩き込んできたつもりですし、特に9月、このドイツ戦の前は徹底してそこをやってきたつもりなので、ピッチの中で確認する時間が少ないのはそんなに心配してないです」

 では、どのようなメンバーがコスタリカ戦のピッチに立つのか。

 前回のコラム(#7)に書いたように森保一監督は、W杯では毎試合、メンバーを入れ替えながら戦うプランを温めてきた。

 現状、冨安健洋、酒井宏樹と負傷者が出ていること、中3日の試合間隔で2試合目はこなせても、3試合目は運動量や体力面に影響が出ること、会場となるアフマド・ビン・アリ・スタジアム内は冷房が効いているとはいえ、13時キックオフであることを考えれば、間違いなくメンバーを入れ替えてくる。

 GKはドイツ戦で好セーブを連発して勝機をたぐり寄せた権田修一で決まりだ。乗っている守護神をここで代える理由はない。

 ディフェンスラインは右から山根視来、谷口彰悟、吉田、長友佑都と予想する。

 酒井が負傷したため、山根のスタメン起用はほぼ確実だ。その山根との連係も考慮し、同じく川崎フロンターレ所属の谷口がW杯デビューを果たすのではないか。

 4バックのうち2人がW杯初出場となるため、残る2人は吉田と長友になると予想される。途中から23歳の伊藤洋輝を送り出し、W杯のピッチを踏ませることも視野に入れたい。

ボランチは柴崎と守田、ではトップ下は?

 2ボランチは初戦で出番のなかった柴崎岳と守田英正だろう。

 柴崎の出場は間違いない。守田も左ふくらはぎの違和感はすでに取り除かれたようで、ドイツ戦前日に「問題は心肺機能」と語っていた。試合に出場しなければ復調することもない。「行けるところまで」という条件付きだが、決勝トーナメントで大きな戦力になってもらうためにも、コスタリカ戦で先発起用しておきたい。

 右サイドハーフはドイツ戦での活躍が記憶に新しい堂安律。左サイドハーフと1トップには、ドイツ戦での出場がなく、フレッシュな状態の相馬と上田綺世が起用されるはずだ。

 悩ましいのはトップ下である。

【次ページ】 4-2-3-1の布陣図で見てみると…?

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