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本田圭佑「企画しょうもなさすぎ。Number編集長に言っといて」「俺にとってサッカーは人生の…」超刺激的な語録〈W杯解説も話題〉

posted2022/11/27 17:00

 
本田圭佑「企画しょうもなさすぎ。Number編集長に言っといて」「俺にとってサッカーは人生の…」超刺激的な語録〈W杯解説も話題〉<Number Web> photograph by Takuya Sugiyama

日本代表時代の本田圭佑。その言葉には強烈な求心力がある

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NumberWeb編集部

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Takuya Sugiyama

雑誌「Sports Graphic Number」と「NumberWeb」に掲載された記事のなかから、トップアスリートや指導者たちの「名言」や写真を紹介します。今回は本田圭佑にまつわる6つの言葉です。

<名言1>
ここぞというときには、一気に成り上がらないと。

(本田圭佑/Number753号 2010年4月30日発売)

 ◇解説◇
 ケイスケ・ホンダは、やっぱり解説でも面白い――歴史的勝利に沸いたドイツ戦、ピッチの選手とともに強烈なインパクトを残したのが本田圭佑だ。

 ABEMAで初解説に臨んだ本田は、年下の選手に対して「さん」づけで解説(ただし面識のある久保建英は「タケ」と表現)したかと思えば、ピッチ解説の槙野智章に対して「マキ、これやんな!」と軽妙な掛け合いを見せるなど、日本代表時代に見せた唯一無二の存在感を再び発揮している。

 本田圭佑の強気な発言が日本全国を熱狂させたのは、12年前の夏だった。

 南アフリカW杯、岡田武史監督(当時)率いる日本代表は直前の成績が芳しくなく、大きな逆風にさらされていた。そのタイミングでエースの座を手に入れたのが本田だった。“ゼロトップ”のポジションで先発起用されると、初戦のカメルーン戦で松井大輔のクロスをファーサイドで受け、左足でねじ込み値千金の決勝点をゲットした。

 当たり負けしないフィジカルを生かしたポストプレーでも貢献した本田は、決勝トーナメント進出をかけた第3戦デンマーク戦でも輝く。代名詞となった無回転フリーキックをねじ込んで再び日本を熱狂の渦に巻き込むと、試合を決定づける岡崎慎司の3点目をアシスト。3-1の勝利と2大会ぶり16強進出に大きく貢献したのだ。

 その後のザックジャパンでも4番を背負い、香川真司とともにダブルエースとして君臨。2010年代の日本サッカーを引っ張った主役だったことは確かだ。

「そのタイミングを間違えたら、もう上がれないですから。行くとき一気に、です」

 この強い志が、本田がヒーローとなったゆえんだった。

敵は自分やと思っている。妥協が最大の敵やね

<名言2>
一番大事なのは未来に何をするかです。

(本田圭佑/Number961号 2018年9月13日発売)

◇解説◇
 2010年の冬、23歳の本田は南アフリカW杯のメンバー入りをかけて、CL出場権を持つCSKAモスクワに移籍した。「人生であんなに走ったことはない」とロシアの逸材・ザゴエフからトップ下のポジションを奪ってみせた。その姿は日本代表・岡田武史監督の目に留まる。

 ゼロトップとして覚醒した本田が、結果を残したのだ。

【次ページ】 カンボジア代表監督として語る“意識の高め方”

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