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井山七冠の幼馴染がフッキ封じ!?
川崎のクレバーな雑草、登里享平。
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いしかわごうGo Ishikawa
photograph byGetty Images
posted2018/02/19 07:00
![井山七冠の幼馴染がフッキ封じ!?川崎のクレバーな雑草、登里享平。<Number Web> photograph by Getty Images](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/f/d/700/img_fdf1a592d470022fe6fd9ea8f3747f61116673.jpg)
久々に等々力へと戻ったフッキに仕事を許さず。川崎は負けたが、局面勝負で軍配が上がったのは登里だ。
「井山くんと対等に話せるくらいに」
20日にACL第2節の蔚山現代戦、そして週末にはJリーグ開幕戦を控える。公式戦連敗という苦難の船出となったが、在籍10年目になる登里は、このクラブのメンタリティーをよくわかっている。王者として臨む今年も、そこにおごりはない。
「ウチは優勝を何回も経験しているチームではないし、雑草軍団だと思っています。王者になったからといって構えるのではなく、チャレンジャー精神を持つこと。そこはオニさん(鬼木監督)も言っていますし、そこのメンタルは大丈夫です」
そして登里には密かな野望がある。冒頭に出てきた、囲碁の井山裕太と肩を並べるぐらいの活躍をして、いつか一緒に語りたいのだという。
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「数年前かな。地元に帰ったときに、共通の先輩が井山くんと一緒にいたので、電話を代わって話しました。それぐらいなんで、また井山くんに会いたいですね。ただ、もっと俺が活躍して、対等に話せるぐらいにならないと」
強くならないと、勝たないと見ることができない景色というものがある。川崎は、そんな頂点からの景色を、去年初めて見ることができた。今年もう一度、それを見ることができたとき、登里の野望もきっと叶うに違いない。
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