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池田純・ベイスターズ前球団社長が、
明大から日本スポーツ界に革命を起こす!
text by
Number編集部Sports Graphic Number
photograph byKiichi Matsumoto
posted2017/04/04 17:00
「大学スポーツを育てていくことは、日本のスポーツ産業の発展につながる」と断言した池田氏。
“日本版NCAA”の創設を目指す文科省とスポーツ庁。
「文部科学省とスポーツ庁も、大学横断的、競技横断的な“日本版のNCAA”の創設と同時に、各大学のスポーツ分野を戦略的かつ一体的に管理・統括する『大学スポーツアドミニストレーター』を全国の100の大学に配置することを目標に定めています。明治大学が私を指名したのは、その方針に沿うものです。
就任に際して、鈴木大地スポーツ庁長官から『スポーツマネジメントに長けた外部の人材が、学業とスポーツ双方に優れた人材の輩出と母校や地域の一体感を醸成し、地域・経済の活性化に活躍することを期待したい』とコメントをいただきました」
――池田さん自身は、なぜ明大を選ばれたのでしょうか。
「明大の特徴は、スポーツに特化した学部がないこと。
そのような一般的な大学で、スポーツをしっかり統括して、体育会の学生から、応援する学生まで大学全体のスポーツ全体を振興できる組織を作りたいです。
それが成功すれば、幅広い大学にも応用できるモデルケースになるでしょう」
明大とベイスターズ……そのビジネスモデルは似ている。
――DeNAベイスターズ時代の経験を活かせそうなところはありますか。
「基本は同じなんです。横浜の人たちがベイスターズのものを身に着けたいとか、ベイスターズが会話の絆になったり、みんなでビールを飲みながら応援しに行こうか、という文化が生まれて、横浜という地域に密着させることで、初めてビジネスが生まれていく。アメリカの大学も、まさに地域に密着して、地元にファンが大勢います。
明大もその方向を目指します。
魅力的な選手がいて、地域に愛され、身につけてみたいと思えるかっこいいグッズがある。そうなることで、応援する人のアイデンティティになっていくし、スポーツ全体の振興にもつながると思います」