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錦織圭が残した興味深いコメント。
「焦ってしまう」BIG3の圧力とは。

posted2019/07/12 12:00

 
錦織圭が残した興味深いコメント。「焦ってしまう」BIG3の圧力とは。<Number Web> photograph by Hiromasa Mano

1セット目終了時点では錦織圭のペース、かに見えた。しかしそこから本領発揮してきたフェデラーは、やはり強かった。

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秋山英宏

秋山英宏Hidehiro Akiyama

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Hiromasa Mano

「(第2セット以降)彼のファーストサーブの確率が上がり、エースも増えてきて、リターンゲームでほぼチャンスがなかった。セカンドサーブにもタイミングが合わなくなった。あと、自分のファーストサーブの確率が低かった。どのサービスゲームもプレッシャーを感じながらやっていたせいで、リターンゲームに気持ちが入っていけなかった」

 錦織圭は第2シードのロジャー・フェデラーにウィンブルドン初の4強入りを阻まれた。本人が話したように、互いのサーブとリターンが勝敗を分けるポイントになった。

「ちょっと焦ってしまったり」

 フェデラーのファーストサーブ時のポイント獲得率は81%に達し、錦織の武器であるリターンは封じられた。第2セットは、フェデラーのファーストサーブが入ると錦織は1ポイントも奪えなかった。

 逆に錦織のファーストサーブ時のポイント獲得率は57%と、今大会で最も低い数字になった。2回戦で79%、3回戦で85%とサーブからの組み立てがうまくいっていたが、ミハイル・ククシュキンに苦戦した4回戦では66%に下がっており、サーブの調子は下降気味だった。

 特にフェデラーがギアを上げた第2セットは、ファーストサーブ時に36%、セカンドサーブ時は25%とポイント獲得率が伸びなかった。

 と、ここまでは試合のアウトラインにすぎない。錦織の以下のコメントをもとに、もう少し敗因を掘り下げてみたい。

「自分のプレーが継続できなかった。第2セット以降、相手も強くはなりましたけど、ちょっと焦ってしまったり、もう少し我慢しながら――ま、それも彼の強さからくるプレッシャーだったり、ベストな選手とやっているので、彼の強さに負けた部分だと思います」

【次ページ】 ジョコ戦でもしばしば聞かれる表現。

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