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産休から復帰した竹下佳江の挑戦。
「怒るより響くことを言う」監督術。 

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米虫紀子

米虫紀子Noriko Yonemushi

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posted2019/03/06 17:00

産休から復帰した竹下佳江の挑戦。「怒るより響くことを言う」監督術。<Number Web> photograph by Noriko Yonemushi

地元姫路での今季最終戦はGSS東京に3-0とストレート勝利。竹下監督を始め、悲願のV1昇格に向け気を引き締める。

怒るより響くことを言う。

 竹下監督は、すべてを教えるのではなく、我慢強く選手に考えさせるスタンスだ。

「竹下さんが選手を怒ることは決してないですけど、怒るより響くことを言っているかもしれないですね」と中谷コーチ。

 竹下監督は「彼に任せている部分が多い」と言うが、それも懐の深さだと中谷コーチは言う。

「本当だったら、やはり自分が監督として責任を取らなきゃいけない立場なので、自分のやりたいことをしたいと思うんですが、そこを割り切って任せてくれて、責任は自分が取るよというところが、大きいなと感じますし、すごいですよね」

目標はただひとつ、1年でV1昇格。

“V2で優勝して1年でV1に昇格”という目標を掲げた今季の戦いは佳境を迎えている。3月3日の試合ではレギュラーラウンド5位のGSS東京サンビームズのサーブや堅い守備に苦しみながらも、デュースの競り合いを制し、ファイナル6も連勝スタートで首位をキープしている。

 しかし、2位のJAぎふリオレーナとはわずか1ポイント差で、3位の群馬銀行グリーンウイングスとも2ポイント差。まだ何も決まってはいない。

 竹下監督は「目の前のことを頑張ること」と繰り返す。選手時代にもよく口にした言葉だ。

「本当に1試合1試合、(3-0か3-1で勝って)しっかり3ポイントを取っていけるように準備をしていきたいと思います」

 ファイナル6は残り3戦。1勝、1勝がV1へとつながっていく。

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