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岡田ジャパンの課題明確に。
テーマは「さぼり」と「リズム」? 

text by

二宮寿朗

二宮寿朗Toshio Ninomiya

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photograph byTakuya Sugiyama

posted2009/09/07 13:05

岡田ジャパンの課題明確に。テーマは「さぼり」と「リズム」?<Number Web> photograph by Takuya Sugiyama

サボりつつも、激しく攻めて厳しく守るという高等技術。

 1カ月ほど前、岡田ジャパンのある選手にこのプレッシングについて聞いたとき、興味深い答えが返ってきた。

「プレスは当然やらなきゃいけないけど、攻撃に体力を残しておかないといけない。だから、どこかでサボることも大切になってくると思う」

 おそらく、このような考え方を持っている選手は、彼だけではないだろう。ボールを保持したとき、落ち着かせる時間帯をつくるとか、守備に回ったある時間帯ではフォアチェックを自重し、自陣に引いた状態でブロック主体にすることも考えるとか、いくつか手はある。強弱をつける、リズムを変える、というのは攻撃だけでなく、守備にも当てはまる。

 本田個人を批判しているだけでは何も見えてこない。世界のトップを撃破する野望のためには、チームコンセプトに「世界仕様」を補強していかなければならない。

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