日本代表、2010年への旅BACK NUMBER
岡田ジャパンの課題明確に。
テーマは「さぼり」と「リズム」?
text by
![二宮寿朗](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/f/d/-/img_fdcde79c67157a4b29c5f3719f67f36a58620.jpg)
二宮寿朗Toshio Ninomiya
photograph byTakuya Sugiyama
posted2009/09/07 13:05
![岡田ジャパンの課題明確に。テーマは「さぼり」と「リズム」?<Number Web> photograph by Takuya Sugiyama](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/7/5/700/img_75c52145bb4373ff32726df2e5ef577e32612.jpg)
サボりつつも、激しく攻めて厳しく守るという高等技術。
1カ月ほど前、岡田ジャパンのある選手にこのプレッシングについて聞いたとき、興味深い答えが返ってきた。
「プレスは当然やらなきゃいけないけど、攻撃に体力を残しておかないといけない。だから、どこかでサボることも大切になってくると思う」
おそらく、このような考え方を持っている選手は、彼だけではないだろう。ボールを保持したとき、落ち着かせる時間帯をつくるとか、守備に回ったある時間帯ではフォアチェックを自重し、自陣に引いた状態でブロック主体にすることも考えるとか、いくつか手はある。強弱をつける、リズムを変える、というのは攻撃だけでなく、守備にも当てはまる。
本田個人を批判しているだけでは何も見えてこない。世界のトップを撃破する野望のためには、チームコンセプトに「世界仕様」を補強していかなければならない。
![](https://number.ismcdn.jp/common/images/common/blank.gif)