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ブンデスリーガ前半戦総括。
真冬の移籍戦線から目を離すな! 

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ミムラユウスケ

ミムラユウスケYusuke Mimura

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posted2009/12/31 08:00

ブンデスリーガ前半戦総括。真冬の移籍戦線から目を離すな!<Number Web> photograph by Uniphoto Press

2シーズン前の得点王トニだが、ファンハール監督の構想外のようだ

1部残留に懸ける2チームは戦力補強で活路を見出せるか?

 さらに、昨季は安定した成績を残しながら、今季は残留争いに加わっている、ヘルタやFCケルンの今冬の動きに目をやっても面白い。

 昨季のブンデスリーガで一時は首位に立つなど、躍進を遂げたヘルタだが、今季の17試合で手にした勝ち点はわずかに6。彼らがこの冬に獲得を目指しているのは、FWとCBの選手だ(レバークーゼンのFWゲカスをレンタル移籍で獲得することが決まった)。昨季4位の原動力となったCBのヨジップ・シムニッチ、2トップのアンドレイ・ボロニンとマルコ・パンテリッチの3選手が昨シーズン終了後に抜けてしまったのが、やはり痛かった。

 昨季は昇格初年度ながら、残留争いに巻き込まれることなく12位で終えたケルン。しかし今季は、入れ替え戦圏内の16位に甘んじている。ルーカス・ポドルスキをバイエルンから呼び戻し、飛躍を誓ったというのに、この成績だ。原因はひとえに、志向するサッカーの変更がうまくいかなかったからである。

 昨季はカウンター主体の手堅いサッカーを展開していたが、ソルド新監督を迎えた今季はしっかりとパスをつないでいくポゼッションサッカーを目指して、失敗。総得点が7点というのは、リーグでダントツの最下位だ。スロベニア代表のミリボエ・ノバコビッチと、ポドルスキを擁するFW陣は悪くない。彼らを活かすために、攻撃的MFを狙っているという。もっとも、ポゼッションサッカーをひとまず棚上げして、残留争いから抜け出すまではカウンターサッカーに戻してもいいのではという声も聞かれるのだが……。一度、切ってしまった舵は戻せないということか。しかし攻撃的MFに固執してしまうようだと、最悪のシナリオも考えられる。

 各チームの思惑が透けて見えるのが冬の移籍市場。試合が行なわれず物足りなさを感じてしまうウインターブレイクには、ピッチ外の戦いに目を向けてみることをおススメしたい。

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