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「横浜以外なら社会人」松坂大輔と極秘交渉、西武・東尾修が娘・理子の部屋で手に入れていた“決め球”「このボール、持ってみな」
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![日比野恭三](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/1/b/-/img_1be67d269859b525ac8f5c3e2dede8486826.jpg)
日比野恭三Kyozo Hibino
photograph byJIJI PRESS
posted2022/10/20 06:02
![「横浜以外なら社会人」松坂大輔と極秘交渉、西武・東尾修が娘・理子の部屋で手に入れていた“決め球”「このボール、持ってみな」<Number Web> photograph by JIJI PRESS](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/3/0/700/img_3098c33b9061b3559e7750954f8f19ae409495.jpg)
松坂大輔はもともと横浜ベイスターズを意中の球団としていたが、東尾の極秘交渉で西武入りが決定。“決め球”となったのは…
権藤に聞いた「日本一と大輔獲得、どっちがよかった?」
後年、東尾は権藤との酒の席で、冗談半分にこんな質問をしたことがあるという。
「日本一になるのと、大輔を獲るのと、どっちがよかったですか」
1998年、西武は権藤が率いる横浜と日本シリーズで戦い、敗れた。この結果はおよそ1カ月後に開催されたドラフトの抽選順に反映された。敗れた西武が、勝った横浜より先にクジを引く権利を得たのだ。権藤は日本一になったからこそ、残り1枚の“外れ”を引くしかなかった。
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「権藤さん、何て言ったかなあ……」
遠い記憶は酔い覚めとともに薄れた。いや、たとえしらふであったにせよ、答えは出せるはずがない。
記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。
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