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復帰した名手・福永祐一の“神騎乗”がカフェファラオを覚醒させた…フェブラリーSでソダシ“立派な3着”の最大の要因は? 

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島田明宏

島田明宏Akihiro Shimada

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posted2022/02/21 11:50

復帰した名手・福永祐一の“神騎乗”がカフェファラオを覚醒させた…フェブラリーSでソダシ“立派な3着”の最大の要因は?<Number Web> photograph by Photostud

今年最初のGI・フェブラリーステークスにて連覇を達成したカフェファラオと、ケガから復帰した福永祐一

ソダシの次の目標はヴィクトリアマイルか

 牝馬が勝ったことがないレースでの3着は立派だ。須貝尚介調教師が言っていたように、ダートでも強かった。芝1800mの札幌2歳ステークスや、芝2000mの札幌記念での強さが印象的だっただけに、中距離でも問題ないように思われたが、やはり、ベストはマイルなのだろう。札幌で好走したのは洋芝適性が他馬より上だったということではないか。

 これで、今後の選択肢がひろがったと須貝調教師はコメントしている。今回は、脚抜きのいい重馬場がプラスに作用したのかもしれないが、力のいるダートでも、急にパフォーマンスが落ちるとは思えない。芝でもダートでも、マイルであれば強いのだ。次の目標は5月15日のヴィクトリアマイルになるのか。

 なお、このレースのプレビューで、今年の重賞は1番人気が16連敗中と記したが、フェブラリーステークス前日の土曜日の2つ重賞でも1番人気が負けて18連敗となっていた。が、フェブラリーステークスの前に行われた小倉大賞典をアリーヴォが勝ち、1番人気の年明けからの連敗をストップした。それでも、この「年明けから重賞で1番人気が18連敗」というのは、1984年のグレード制導入以降最長の記録である。

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