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《フェブラリーSは波乱か?》ダート2戦目・ソダシ好走の可能性と“嫌なデータ”…今年の重賞は16戦連続で1番人気が来ていない

posted2022/02/19 17:02

 
《フェブラリーSは波乱か?》ダート2戦目・ソダシ好走の可能性と“嫌なデータ”…今年の重賞は16戦連続で1番人気が来ていない<Number Web> photograph by Photostud

昨年のチャンピオンズCでは敗れたものの、今回は条件が好転するソダシは注目の一頭だ

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島田明宏

島田明宏Akihiro Shimada

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 上半期のダート王決定戦を制するのは昨年の覇者か。交流GIを連覇した古豪か。それとも、「二刀流制覇」を目指す真っ白な女王か。第39回フェブラリーステークス(2月20日、東京ダート1600m、4歳以上GI)のスタートが近づいてきた。

混戦模様で1番人気の予想すら困難

 日本のダート界には、ここに出てくる馬のほか、昨年のチャンピオンズカップを圧勝したテーオーケインズ、米国ブリーダーズカップディスタフを制して世界を驚かせたマルシュロレーヌ、さらに、チャンピオンズカップ(2020年)、JBCクラシック、川崎記念(2勝)を勝っているチュウワウィザードといった「超」のつく強豪もいる。しかし、これら3頭が得意とするのはマイルより長いところで、テーオーケインズとマルシュロレーヌは2月26日のサウジカップに向かい、2月2日の川崎記念を勝ったチュウワウィザードは3月26日のドバイワールドカップに直行する。

 このフェブラリーステークスにも、個性豊かな実力馬が揃った。しかし、どの馬が1番人気になるかを予想するのも難しいほど大混戦の様相を呈している。

 1番人気に支持されるかどうかは微妙だが、もっとも多くの視線を集めるのは、芝GIとの二刀流制覇を狙う白毛馬のソダシ(牝4歳、父クロフネ、栗東・須貝尚介厩舎)だろう。

 一昨年の阪神ジュベナイルフィリーズで白毛馬としてGI初制覇を果たし、昨年、無敗のまま桜花賞を制覇。オークスで8着となり初めての敗戦を喫するも、対古馬初戦となった札幌記念では、引退までブリーダーズカップフィリー&メアターフなどGIを4勝するラヴズオンリーユーや、有馬記念の覇者ブラストワンピースらを下して優勝。圧倒的1番人気に支持された秋華賞では10着に終わり、初ダートとなった前走のチャンピオンズカップでは、最内枠から楽にハナに立つスピードを見せるも、12着と大敗した。

【次ページ】 牝馬が勝ったことはないという“嫌なデータ”

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