パフォーマンスと栄養の関係を理解することは、選手がキャリアを通じて深めていくべきことである。理想をいえば、始めるのは早いほどいい。

「遅くなると、ある人たちにとってそれは苦痛を伴う戦いになる」とカミーユ・ランボーは指摘する。

バカンスを楽しむこともコンディショニングの一環

　選手はバカンス期間中であろうとも注意を怠ってはならない。

「休暇中に太る選手もいる。でも彼らが体重を少し増やして戻って来るのを見るのは決して嫌ではない。それは彼らがバカンスを存分に楽しんだことを示しているからだ」とリチャード・アリソンは語る。

　キャンプイン後の活動は厳しい。

「彼らがいい精神状態を保つためには、リラックスすることも必要だ。5週間のバカンスは決して無駄ではない」とカミーユ・ランボーは指摘する。

　食事が重要な役割を担うにせよ、練習にとって代わるものではない。

「メンタルケアや怪我の予防と同様に、あくまでもプラスアルファだ」とファンホセ・モリラスは語る。イアン・ロロが結論づける。

「選手がトップに登り詰めるのは食事によってではない。長年にわたる努力の結果だ。だがプロであり続けるためには、身体のコンディションと健康を保ち続けねばならない」

　単純な真理である。