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「やべっちF.C.」の19年と未来。
「Jリーグにこれからも恩返しを」

posted2020/05/10 20:00

 
「やべっちF.C.」の19年と未来。「Jリーグにこれからも恩返しを」<Number Web> photograph by TV asahi

周りのキャスターやアナウンサーが変化しても、ゆるめの雰囲気が続くのも矢部さんの個性なのかもしれない。

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佐藤俊

佐藤俊Shun Sato

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「やべっちF.C.~日本サッカー応援宣言~」は、スタートした2002年以来、独特の視点や多彩な企画で多くのファン、そしてクラブと選手に支えられている。11年前から番組に携わり、現番組プロデューサーの中野達朗氏は、その頃から今に至る中で番組の成長を感じているという。

――11年前と今現在では番組の成長をどう感じていますか。

「今、僕は42歳なんですけど、年を追うごとに僕らより上の世代から小学生まで幅広く、多くの方に見てもらえる番組になったと思います。実際、友人から『息子が見ているよ』とか、うちの姉が高校の教師をしているんですが、『生徒が見ているよ』とか言ってくれるんですよ。

 深夜番組なので、リアルタイムで見ていない小学生とかは録画して見てもらっているようで、そういう声を聞くとすごくうれしいですね」

女性ファンを掴んだ「デジっち」。

――サッカー番組の視聴者はサッカー好きな人に限定されがちですが、「やべっちF.C.」が幅広い層を取り込めている要因は何だと思っていますか。

「長い目で言えば矢部さんの力が大きいと思います。あとここ10年、女性の層を含めより幅広い層に見てもらえるようになったのは、『デジっち』の影響が大きいと思いますね。

 女性のツイッタ―には『デジっち、よかった』『知らない選手だけど見ていて面白かった』という声が多かった。『デジっち』を通してスポーツをしていない人、サッカーをしていない人を取り込んで、番組のファンを増やしていくことができたと思います」

――「デジっち」の放送時とシーズン中では視聴率に差が出たりするのですか。

「『デジっち』をやっている時の方が数字がいいことがけっこうありますね。『やべっちF.C.』の前番組は『関ジャム完全燃SHOW』というジャニーズの番組なんですけど(一部地域を除く)、『デジっち』がある時はその流れで女性が残って見てくれていました。ただ、試合がドーンと最初から始まる時期になると、『あれ?』みたいな数字になってしまうこともある。本末転倒なんですけど、『デジっち』はサッカーを知らない女性には刺さる企画なんでしょうね」

【次ページ】 他番組はライバルではあるけれど。

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