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年俸が高騰してるのは一握りだけ?
Jが狙える「6億円級」のスターたち。

posted2019/05/30 11:30

 
年俸が高騰してるのは一握りだけ?Jが狙える「6億円級」のスターたち。<Number Web> photograph by J.LEAGUE

今季からヴィッセル神戸に加入したセルジ・サンペール。彼らのような選手に適切な額のオファーを提示してJリーグに呼べるか。

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並木裕太

並木裕太Yuta Namiki

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J.LEAGUE

6~7億円

(Jリーグがターゲットにすべき欧州リーグ所属選手の年俸レベル)

 前回のコラムでは、欧州から選手を獲得するチャンスがJリーグに到来しようとしている背景について、ご説明しました。

 そのチャンスの期間に欧州からスター選手を呼び寄せるには、どんな戦略が考えられるでしょうか。

 弊社フィールドマネージメントのスポーツセクターのメンバーで、ある調査を行いました。世界の2015-16シーズンの年俸トップ100選手と、2018-19シーズンの年俸トップ100選手を比較してみたのです(※2015-16シーズンの調査対象がグローバルであるのに対し、2018-19シーズンは「欧州5大リーグ+米中」のみを調査対象としているが、分析結果に与える影響は軽微)。

 すると、明らかになった傾向が2つありました。

上位5人は高騰、70位以下は横ばい。

 1つは、トップオブトップの年俸は顕著に高騰していること。2015-16シーズンの年俸トップ5の平均年俸は19億8900万円、2018-19シーズンの年俸トップ5の平均年俸は32億8200万円で、65%増となっています。リオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウド、ネイマールなど、超がつくスター選手たちの年俸はかなり上がっているのです。

 もう1つの傾向。それは、年俸70~100位に該当する選手たちの年俸水準はおよそ6~7億円で、3年前と比べてほぼ変化がないということです。

 今季のJリーグの年俸ランキングを見ると、1位のアンドレス・イニエスタ(32億5000万円)は別格として、2位のフェルナンド・トーレスが8億円、3位のルーカス・ポドルスキが6億4000万円となっています。彼らの加入がクラブの動員増、ひいては経営に大きな貢献を果たしたことは、前回のコラムで述べたとおりです。

 つまり、欧州の年俸70~100位、6~7億円クラスの選手たちこそ、放映権料高騰の恩恵を受けてこなかったこと、かつ加入による動員増が見込めることなどから、Jリーグがターゲットにすべき層だと言えるでしょう。

【次ページ】 ワールドクラスが並ぶ年俸リスト。

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