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大迫、中島、南野、堂安が出ると
安定感が違う森保Jの選手層問題。 

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戸塚啓

戸塚啓Kei Totsuka

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photograph byTakuya Sugiyama

posted2018/11/21 11:15

大迫、中島、南野、堂安が出ると安定感が違う森保Jの選手層問題。<Number Web> photograph by Takuya Sugiyama

キルギス戦の先発メンバー。特に前線は序列を覆すだけのインパクトを与えたとは言い切れなかった。

シュートの精度を欠いた。

 2列目右サイドの伊東純也、トップ下の北川航也、1トップの杉本健勇らが決定的なシーンを迎えるものの、電光掲示板の得点は「2」のままなのである。相手GKの好守に阻まれたわけではなく、シュートの精度を欠いたからだった。

 後半になってもスコアが動かないなかで、森保監督が59分に交代カードを切る。大迫勇也、堂安律、柴崎岳を投入する。2分後には脳震とうの槙野智章がピッチを退き、最終ライン中央に吉田麻也が入る。

 彼ら4人の登場が、すぐさまドラスティックな変化をもたらしたわけではない。ただ、チームの安定感が増したのは明らかだった。

主力とサブの違いが際立つ。

 72分にはひと際大きな歓声が湧き上がる。ダブルボランチの一角で先発した守田英正のタテパスを、ゴール正面の北川がワンタッチで大迫へつなぐ。背番号15を背負うエースは、日本代表での自身10点目となる得点を右足で流し込んだのだった。

 3-0とした直後、瞬く間に4点目が生まれる。右サイドから大迫、南野拓実、堂安とパスをつなぎ、中島翔哉がペナルティエリア内から右足でネットを揺らした。

 南野と中島は、大迫の得点後に交代したばかりである。森保監督のもとで結成された攻撃のカルテットが、いきなり連動性を発揮したゴールシーンだった。

 4-0のままで終わった試合を端的に振り返れば、主力組とサブ組の違いが際立ったということになる。杉本は1点目を、北川は3点目をアシストし、伊東もタテへの突破という持ち味は見せた。

 ダブルボランチの守田と三竿健斗も、攻から守への切り替わりで素早く相手ボールを回収し、攻撃のスイッチとなるタテパスを通そうとしていた。右サイドバックの室屋成、センターバックの三浦弦太、左サイドバックの山中も、少ない守備機会で減点となるようなミスはなく、攻撃にも意欲的に関わっている。

【次ページ】 森保監督が考える「選手層」。

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