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大谷翔平を褒めまくるジャッジ…その本音は? 4カ月前のドジャース戦後、NY記者に苦笑いした理由「ワールドシリーズで対戦できたらすごいことだね」
posted2024/10/26 06:54
text by
杉浦大介Daisuke Sugiura
photograph by
Getty Images
「(大谷翔平が何をやっても)もうすべてが当たり前に感じられるくらいだ。打率が残せ、パワーがあり、スピードもある。今季50盗塁(以上)を残したことはかなり賞賛されているけれど、(その凄さは)まだ十分語られていないと思う。すごいアスリートだし、球界最高の選手。このゲームの素晴らしいアンバサダーでもある」
ワールドシリーズ開始を前にした10月22日の会見時、ヤンキースのアーロン・ジャッジが残したそんな言葉は米国内でも大きな話題となった。
ソフトかつ公平な語り口で、周囲への賞賛を説得力のある形で述べられるのがジャッジの素晴らしいところ。シリーズ開始後もジャッジと、そして大谷の一挙一動に注目が集まるのだろう。多くのスーパースターを抱えるパワーハウス同士の激突となった2024年のワールドシリーズでも、歴史に残る選手同士であるジャッジ、大谷という2人の直接対決が最大の見どころであることは間違いない。
今年の夏にも、ジャッジは大谷を語っていた
メジャー最大のスーパースターとして確立された今の大谷の打撃を最も近い目線で見られるのはジャッジではないか。一昨年に62本塁打を打ち、今季も打率.322、58本塁打と打撃成績だけなら大谷をも上回るものを残した名門球団の第16代キャプテン。ア・リーグMVP受賞も有力と目されるヤンキースの主砲に7月中旬、今の大谷のバッティングをじっくりと語ってもらったことがあった。
そこでジャッジが使ったのは、現在の大谷は“より完成された打者になった”という形容だった。