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内藤哲也が分析するロスインゴ人気。
「満足しているメンバーは追放する」
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![堀江ガンツ](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/c/f/-/img_cf6f3d2230a6b4d3da64f33e4cc4484d5436.jpg)
堀江ガンツGantz Horie
photograph byEssei Hara
posted2018/07/17 11:00
![内藤哲也が分析するロスインゴ人気。「満足しているメンバーは追放する」<Number Web> photograph by Essei Hara](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/e/9/700/img_e9cc6f7b230feb9bf5fe8b89ede978fb88575.jpg)
「プロレス総選挙2018」で連覇を達成した内藤哲也。彼が所属するロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの人気も高い。
「現状に満足したら、そいつを追放する」
内紛が絶えないBULLET CULBなどと比べると、その結束力の強さは歴然だ。
また、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンは、内藤哲也が率いるユニットではあるが、鈴木みのるが全権を握る鈴木軍とも違う構造にある。
「僕が常々言っているのは、『俺ら5人は常に競い合っているんだ』ということです。僕らがユニット内で競い合って、みんなでレベルアップしていってこそ、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンは上がっていくと思っているので。
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だから、いまは『内藤のユニットでしょ』と思っている人も多いかもしれないけど、この現状に満足しているメンバーがもしいたら、僕はそいつを追放しますよ。
でも、そういうメンバーはいまのところ見当たらない。そういう意味では、みんなが同じ方向を向きながら、仲間内で競争意識があるので、各メンバーがそれぞれ、お客様に支持されている。
だから、いまの新日本を引っ張っているのは、僕だという自負はありますけど、本当は僕でありロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンなんですよ。団体の“エース”というイメージとは違うかもしれませんけど、僕ら5人が形を変えたエースになっているんだと思いますね」
G1で内藤とSANADAの注目の初対決が。
戦隊ヒーロー番組ではないが、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンは内藤哲也を“センター”にした5人みんなが主役。プロレス界における“団体のエース”という概念すら、変えようとしているのだ。
先の『ベスト・オブ・ザ・スーパー・ジュニア25』では高橋ヒロムが優勝。そして、現在開催中の『G1クライマックス 28』では、内藤哲也の連覇がかかっており、8月8日の横浜大会では内藤とSANADA、注目の初対決も組まれている。
ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン旋風は、この夏もさらに吹き荒れそうだ。
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