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「ひねくれ者同士」久保建英と鎌田大地だが…じつは熱い内面“KKコンビ”の相性抜群な素顔「え、普通でしょー(笑)」〈サウジ戦スタメン予想〉
text by

ミムラユウスケYusuke Mimura
photograph byDaisuke Nakashima
posted2025/03/25 11:02

鎌田大地と久保建英。「ひねくれ者同士」とは久保の表現だが、この笑顔からはサッカー好きの素顔が見て取れる
「あまり一緒にプレーする機会はないんですけど、今回を機に、2人で一緒にプレーできる機会が増えていったらいいなと思っています。個人的には、“ひねくれ者同士”で、プレースタイルも合うと思うので。仲良くやって行けたらいいなと思います(笑)」
3月25日に迎えるサウジアラビアとの一戦では、ついにその2人――イニシャルで言えば“KKコンビ”が同時にスタメンで起用されることになるのではないか。
というのも今回の試合は、ようやく「チャレンジ」できる試合だからだ。
久保と鎌田の同時起用にチャレンジする機会では
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バーレーン戦翌日のこと。カタールW杯以降はメンバーを入れ替えて戦いながらチームを強化してきた森保一監督に対して、今回の予選ではケガ人を除くと、鎌田と久保以外でスタメンをあまり入れ替えなかった理由を尋ねたところ、こんな答えが返ってきた。
「チャレンジしすぎて、自分たちのペースを乱すことで勝利につながらなければ一番もったいないことになってしまうし、やってはいけないことです。より確実に勝利を積み上げていける流れを見ながら選手起用をさせていただいています」
今回の最終予選では、2024年のアジアカップでの準々決勝敗退という苦い経験を経て、森保監督はかなり慎重にスタメン選定をしてきたというわけだ。
となると、今回は鎌田と久保の同時起用に「チャレンジ」する最高の機会だ。
バーレーン戦後、負傷でチームを離れた上田綺世と守田英正に加え、3月24日の公式練習をコンディション不良のために欠席した三笘薫もサウジアラビア戦のスタメンには入らないと見られる。そして、右のセンターバックには日本代表でもっとも身長の高い192cmの高井幸大をスタメン起用させるのではないだろうか。それはセットプレーの際のテストとオプションを増やすための絶好の機会だからだ。
CKキッカーの久保に合わせるキーマンとは
バーレーン戦では攻撃時のCKで、昨年の最終予選の6試合からガラッと変化を加えていたのはご存知だろうか。具体的には、ペナルティーエリア内に入る基本的な人数をこれまでの5人から6人へと増やした。