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「幼さがなくなった要因は」MF久保建英23歳、日本人が知らない“64億円の価値”と絶賛…メッシが憧れた名手も「クボほどの才能はなかなか」
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NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph byKiichi Matsumoto
posted2025/03/22 11:07

8大会連続W杯出場を決めた一戦で、鮮やかな一撃を決めた久保建英。彼らに対するヨーロッパ各国の識者の“ホンネ評価”とは
若くしてバルセロナへと渡ったことでスペイン語に関して流暢なのは知られるところだが、その隣国であるポルトガル語も把握しうる能力に、オリヴェイラは驚いたのだった。
なお現在所属するレアル・ソシエダはバスク地方の雄である。現地記者であるホセ・ルイス・ガルシア氏によると、バスク語に対する習得意欲もあるのだという。サッカーだけではないIQの高さを示す証明である。
“メッシが憧れた名手”も久保を絶賛
<証言2>
その特別な潜在能力を完全に開花できれば、彼(久保)は間違いなくどんなクラブでもプレーできるはず。
(パブロ・アイマール/NumberWeb 2021年12月22日配信)
https://number.bunshun.jp/articles/-/851202
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◇解説◇
久保が初代表のキャップを刻んだのは、2019年6月のエルサルバドル戦だった。そこから足掛け5年、森保ジャパンの主力メンバーであり続けているが……年齢をあらためて確認すると23歳。3月シリーズの日本代表において年下の選手は鈴木彩艶、高井幸大、関根大輝、藤田譲瑠チマだけ。クラブ事情なども勘案して招集は見送られたが、本来は「パリ五輪世代」であるのだから、残している実績は素晴らしいものがある。
2019-20シーズン、18歳でレアル・マドリーへと加入した久保は、期限付き移籍でマジョルカで改めてスペインでのキャリアを歩み始めた。10代ながらスペイン1部のラ・リーガで主力として活躍する奮闘ぶりに、驚きの目を向けていたのが、久保と同じテクニシャンタイプとしてスペインで活躍し、2000年代にワールドクラスに上り詰めた元アルゼンチン代表MFアイマールである。
リオネル・メッシの憧れの選手の1人であったアイマール。現在は世界王者アルゼンチン代表のコーチを務めているが、2021年時点で久保について認識しているかを聞くと、嬉しそうにこう答えたという。
「もちろん。ヨーロッパのトップレベルでも活躍できる可能性を秘めた選手ですね。彼ほどの才能を持つ選手はなかなかいないので、日本では大きく期待されているはずです」
市場価値はなんと「64億円超」
そこから6シーズン、久保が残した実績は以下の通り(3月21日時点。Transfermarktによる数字)。