スポーツ名言セレクションBACK NUMBER

「幼さがなくなった要因は」MF久保建英23歳、日本人が知らない“64億円の価値”と絶賛…メッシが憧れた名手も「クボほどの才能はなかなか」

posted2025/03/22 11:07

 
「幼さがなくなった要因は」MF久保建英23歳、日本人が知らない“64億円の価値”と絶賛…メッシが憧れた名手も「クボほどの才能はなかなか」<Number Web> photograph by Kiichi Matsumoto

8大会連続W杯出場を決めた一戦で、鮮やかな一撃を決めた久保建英。彼らに対するヨーロッパ各国の識者の“ホンネ評価”とは

text by

NumberWeb編集部

NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web

PROFILE

photograph by

Kiichi Matsumoto

W杯出場を決めたバーレーン戦で圧倒的な存在感を見せたMF久保建英の“日本人が知らない”評価について「NumberWeb」掲載記事から紹介する。

W杯出場を決める1ゴール1アシスト

<証言1>
スペイン語以外にポルトガル語も話せるから、意思の疎通は容易だった。
(ディエゴ・オリヴェイラ/NumberWeb 2025年3月3日配信)

https://number.bunshun.jp/articles/-/864862

◇解説◇
 これぞ久保建英というイマジネーションと技術のつまった1ゴール1アシストだった。

 サッカー日本代表が8大会連続となるW杯出場を決めたバーレーン戦、2シャドーの一角にはいった久保は後半21分、伊藤洋輝→上田綺世とつながったボールを久保が受けて相手DFを置き去りにすると、必死についてきたマーカーをあざ笑うように鎌田大地に左足でラストパス。両者が「相性がいい」と語るホットラインが開通し、背番号15がゴールネットを揺らした。

ADVERTISEMENT

 その後も久保は逆足である右での際どいコントロールシュートなどバーレーンゴールを脅かすと、同42分にCKから伊東純也に落としたボールを受けると、クロスを警戒した相手GKの読みを完全に見透かしてニアを抜き、出場権獲得を決定づける一撃をゴール右隅に突き刺した。

 ゴール後はレアル・ソシエダでも時折見せるユニフォームを脱いだ歓喜のパフォーマンスを見せた(イエローカードはご愛敬か)久保。小学生の年代にしてバルセロナの下部組織に所属した経歴から常に注目され、日本帰国後も中学~高校年代にしてFC東京、横浜F・マリノスとトップチームで結果を残し続けてきた。

久保が喋れるのは日本語とスペイン語だけでなく…

 そんな彼の10代時を知るのは、2024年限りで引退したブラジル人名FWディエゴ・オリヴェイラだ。

「まだ非常に若かったけれど、ボールタッチが天才的で、難しいプレーをいとも簡単にやってのける。状況判断もいい。もう少しフィジカル能力を鍛えたら、とてつもない選手になると思った」

 それとともに驚いたのは、10代にしての語学能力である。

【次ページ】 “メッシが憧れた名手”も久保を絶賛

1 2 3 NEXT
#久保建英
#ディエゴ・オリヴェイラ
#パブロ・アイマール
#レアル・ソシエダ
#北中米W杯

サッカー日本代表の前後の記事

ページトップ