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巨人・落合博満40歳が反論「そんなことしてません!ピッチャーに失礼じゃないですか」落合が嫌った“ある行動”「忘れられないホームラン」で思わず… 

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中溝康隆

中溝康隆Yasutaka Nakamizo

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posted2024/11/29 06:01

巨人・落合博満40歳が反論「そんなことしてません!ピッチャーに失礼じゃないですか」落合が嫌った“ある行動”「忘れられないホームラン」で思わず…<Number Web> photograph by KYODO

巨人1年目の1994年、打率.280で15本のホームランを放った落合博満(当時40歳)

「そこには、ヤクルトの山田から本塁打して一塁ベースを踏もうとしている私の姿があった。私は、どんな場面で本塁打を放ってもガッツポーズをすることは意識的に控えてきた。打たれた投手に反発心を持たれ、その後の対戦に影響することを避けたいからだ。しかし、この写真の中にいる私は、小さくではあるが右手でギュッと拳を握っていた。そんなことをした記憶は今でもないが、写真からその頃の自分の思いを感じ取ることができた。この時の本塁打は、私にとっても忘れることができないものだ」(野球人/落合博満/ベースボール・マガジン社)

伝説の「10・8決戦」へ

 ライバルの中日は高木守道監督の退任騒動の渦中にもかかわらず、勢いは衰えず連勝を9まで伸ばし、4日のヤクルト戦を落とすも、本拠地ナゴヤに戻った6日の阪神戦を山本昌広の熱投で完勝。

 対する巨人は10月全勝だったが、同じく6日のヤクルト戦でリリーフ投入した槙原が打たれて逆転負け。神宮の杜で、前年度日本一のヤクルト野村克也監督の意地が未曾有の混セを演出する。

 時は来た。ついに129試合終了時、69勝60敗、勝率・535で両チームが並ぶのだ。

 そして、残すは130試合目の直接対決のみ。戦いは、あの運命の最終決戦――。「国民的行事」へと突入していくのである。

<前編から続く>

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